【HOW TO】これさえ覚えればサーフィンが急成長する?!
商品名:【国内盤DVD】【新品】スポーツハウツーDVD サーフィン VOL.2 改訂 サーフテクニック with ティム・カラン 中級
ショップ:あめりかん・ぱい
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SURF FOODから新シリーズ「サーフドロップスVol.1」発売。これを見れば今のサーフシーンが解る。 – サーフメディア(GoogleNewsより)
SURF FOODから新シリーズ「サーフドロップスVol.1」発売。これを見れば今のサーフシーンが解る。 サーフメディア
伝説のサーファー、マーク・オクルーポ・インタビュー。オッキーが語る息子との絆、盟友との秘話、そして世界一に輝いた“奇跡の一日”
1999年のワールドチャンピオンであり、サーフィン界のレジェンドサーファーとして知られるマーク・オクルーポが緊急来日。サーフメディアの単独インタビューに応じた。
インタビューでは、プロサーファーとして活動する愛息ジェイへの想いを語ったオッキー。自身を「コーチではなく、ただの父親」と語るオッキーは、息子の成長を温かく見守りながらも、現代サーフィン界の厳しい現実について独自の視点を明かした。また今年、帰らぬ人となった恩人のジャック・マッコイ氏への想い、ワールドチャンピオン獲得秘話などを語ってくれた。

「私みたいになりたい」息子の夢を誇りに思う父の顔
息子ジェイについて尋ねられたオッキーは、「彼には専属のコーチがいるんです。自分はただの父親でいたいんです」と笑顔で語る。「彼は本当に私みたいになりたいと思ってくれているので、それをとても誇りに感じています」と、父親としての喜びを隠さない。
サーフィンのスタイルは異なり、ジェイが繰り出す大きなエアリアルに「パパはやらないけどね」とジョークを飛ばしつつも、「彼も私のようにビッグウェーブが大好きで、とても礼儀正しいんです。それは私が教えたこと」と、息子との共通点やその人間性を誇らしげに語った。現在、日本の田原で開催される大会に出場する息子を、現地で応援する予定だ。
「今の時代に世界一になるのは、遥かに難しい」
一方で、オッキーは自身が活躍した時代と現代との競技レベルの違いを指摘。「自分がツアーに出ていた頃は、本当に優れたサーファーは世界で50人くらいだった。でも今は、チャレンジャーシリーズだけでも何百人もの強豪がいる」と語る。
特にブラジル人サーファーの台頭は目覚ましく、「昔は2、3人だったのが、今では信じられないほど多くの優れたサーファーがいる。彼らは近年の世界タイトルのほとんどを勝ち取っている」と分析。
「今の時代に世界一になるのは、自分がチャンピオンになった頃よりも遥かに、遥かに難しい」と、現代のトップ争いの熾烈さを強調した。
息子へのアドバイスは「負けを深刻に捉えすぎるな」
そんな厳しい世界で戦う息子へのアドバイスを求められると、「誰もが『楽しめ』と言うけれど、負けたら楽しくない。それは難しいことだ」と現実的な視点を見せる。
「負けて深く落ち込むと、自分にプレッシャーをかけすぎてしまう。だから彼には『物事を深刻に捉えすぎるな』と教えているんだ」と語るオッキー。
「サーフィンができて、世界を旅できる。人生はもっと悪くなる可能性だってある。だから自分を責めずに、気持ちを切り替えて次の大会に向かうことが大切だ」と、自身の経験に基づいた愛情深いアドバイスを送った。
伝説のチャンピオンは、偉大な父親として、息子の挑戦を静かに、そして力強く支え続けている。
彼のサーフィンを見て、あなたのDNAを感じますか?
「今、彼はとてもパワフルになってきて、私のカーブに似てきた。とてもパワフルなレイバックカーブです。確かにいくつかの類似点があるね。彼はレギュラースタンスで、自分はグーフィーですが、時々、鏡で彼をスイッチさせて、グーフィーに見せると、「ああ、彼は私に少し似ている」と思う。エアリアルの部分を除いてはね。笑」
彼とサーフィンについて話すとき、世代の違いを感じますか?
間違いなく違う時代ですね。エアリアルとかの話はそういうことです。時代は変わりました。彼は大きなエアリアルで一発で高得点を出せますが、私がサーフィンをしていた頃は、エアリアルはあまりしていませんでした。
マーティン・ポッターが少しエアリアルをしていて、2度目に私がツアーに出たとき、ケリー・スレーターがエアリバースを始めましたが、それはまだ新しい段階でした。でも今は、良い成績を出すためには、大きなエアリバースが1つは必要です。なくても、パワーサーフィンで切り抜けられますが、チャレンジシリーズなどの大会では本当に必要です。ビッグエアが必要です。
ジャック・マッコイとの復活劇。そして世界一に輝いた“奇跡の一日”

オッキーのキャリアを語る上で欠かせないのが、今年帰らぬ人となった伝説的なサーフフィルム監督のジャック・マッコイ氏の存在だ。一度はツアーを離れ、競技への情熱を失いかけたオッキーを再び奮い立たせたのが彼だった。「ジャックがいなければ、私の世界タイトルはなかった」と断言する。
マッコイ氏とのフィルム制作を通じて心身ともにコンディションを取り戻したオッキーは、見事にツアーへカムバック。この復活劇は、彼のキャリアにおける最大のターニングポイントとなった。
「ジャック・マッコイは、本当に私のためにすべてをしてくれました。ジャック・マッコイがいなければ、私の世界タイトルはなかったでしょう。なぜなら、私がコンテストに出ていた最初の年、日本で良い成績を収め、世界のトップ5に入っていました。しかし、ツアーを辞めた後、物凄く体重が増え、サーフィンをする気になれず、コンテストに出る気にもなれませんでした。
そのとき、ゴードン・マーチャント(ビラボンの創始者)が私をジャック・マッコイのところに送り、「フリーサーファーになってほしい」と言ったんだ。「コンテストには出てほしくないが、高いお金を払っているのだから、体調を整えてほしい。ジャック・マッコイと一緒に行って映画を作ってみたらどうか」と言った。
そこで、西オーストラリアに行き、体重を落とした。ジャックは私を撮影していて、『グリーン・イグアナ』を作ったんだ。そして、そのときの自分は本当に良いサーフィンをしていると感じていた。
そして、その後にゴードン・マーチャントのところに戻り、「プロサーフィンに復帰したい」と言ったんだ。ゴードンは当時、その考えに反対した。「負けたらどうするんだ、プロサーファーとして成功しなかったら、見栄えが悪い」とね。
でも私は「いや、準備はできている。復帰したい」と言い返した。そして、ジャック・マッコイは私の復帰に本当に大きな役割を果たしてくれた。そして彼は自分が体重を落とすのを撮影し、自分の復帰を収録した。それがオキュメンタリーなんだ。
「今年は勝つ」神がかったインスピレーションと祝杯のココナッツ
そして話題は、世界チャンピオンに輝いた1999年に移る。シーズン序盤は苦戦したものの、タヒチでの優勝が転機となった。「優勝後、会場を歩いていると、茂みから金色の光が差し込んできて、全身に鳥肌が立ったんだ。『今年は世界タイトルを獲る』と直感したよ」と、スピリチュアルな体験が勝利を予感させたと明かす。


その予感は的中し、快進撃を続けたオッキーは、ブラジルでの大会中にタイトル獲得を決定づける。ライバルたちが次々と敗退していく緊迫した状況の中、彼はビーチでココナッツを片手に見守っていたという。
「実は、誰も知らないけど、そのココナッツにはウォッカを入れてもらっていたんだ」と、当時の秘話を笑いながら告白。群衆に担がれ、ウォッカ入りの“祝杯ココナッツ”をトロフィーのように掲げた瞬間は、彼のキャリアで最も輝かしい一幕となった。
「あの勝利で、自分が選んだ道が正しかったと確信し、満足することができた」。一度はどん底を味わいながらも、見事に復活を遂げた伝説のチャンピオン。その波乱万丈なサーフィンライフは、今もなお多くのファンを魅了し続けている。
息子の存在が最大のモチベーション
衰えぬ情熱の源泉を語る「息子や仲間、そして健康が今の僕を作っている」

58歳を迎えてもなおトップレベルのサーフィンを披露し続けるマーク・オクルーポ。その情熱とパフォーマンス維持の秘訣は? 健康的なライフスタイルへの転換、そして進化し続けるサーフボードが、彼のサーフィンライフを今もなお輝かせている。
「一番の助けは、息子のジェイの存在だね」とオッキーは語る。同じプロサーファーである息子とのセッションは、彼にとって最高の刺激となっている。「彼は本当にサーフィンが上手いし、僕と練習したがるんだ。ジェイが僕をたくさん高めてくれるよ」と、息子の存在が自身のレベルを引き上げていることを明かした。
また、盟友ジョエル・パーキンソンら仲間とのサーフィンや、地元のフィルムメーカーたちとの撮影も、常に高いパフォーマンスを意識する上で重要な役割を果たしているという。


ライフスタイルの変化がもたらした“第二の全盛期”
オッキーが自身のサーフィンが「本当に上達した」と語るのが、約6年前に行った“禁酒”だ。「お酒をやめた時、『あれは時間の無駄だった』と思ったよ。今では毎朝、日に3回はサーフィンをしているんだ」と、健康的なライフスタイルがパフォーマンス向上に直結したと振り返る。
「58歳になった今でも、体調は良い。世界タイトルを獲った時と同じくらい良いサーフィンをしていると感じるよ」と語るその表情からは、自信が満ち溢れている。





進化するギアと新たな挑戦への意欲
現代の高性能なサーフボードも、彼のサーフィンを支える大きな要因だ。「JSサーフボードの『レイジング・ブル』は最高だよ。今のボードは本当に性能が良くて、サーフィンをより上手くさせてくれるんだ」と、ギアの進化もパフォーマンス維持に貢献していると分析する。
良いボード、健康的な身体、そして息子という最高のパートナー。これらが揃った今、オッキーは新たなクリエイティブな挑戦にも意欲を見せる。「息子のジェイと映画でも作りたいね。もし数ヶ月の時間があれば、もっと良いものが作れるはずさ」。
そして、最後にオッキーは、長年にわたって彼を応援し続ける日本のファンへ感謝のメッセージを送った。その中で、日本の文化への深い敬意と、次世代を担う若き日本人サーファーたちへの熱いエールを語った。
日本の“リスペクト”文化を称賛
オッキーは「日本の人々がいかに礼儀正しいか、本当に大好きです」と切り出し、日本の「リスペクト(敬意)」の文化を称賛。「オーストラリア人もとても良いけれど、私たちはその点で日本の皆さんから何かを学ぶべきです」と、異文化への敬意を持つことの重要性を強調した。
若き日本人サーファーへ「夢を掴むためのアドバイス」
さらに、プロを目指す若い世代に向けて、自身の経験に基づいた具体的なアドバイスを送った。
「もし君がプロサーファーになりたいなら、とにかくできる限りサーフィンをすることだ。一日中、日に3回は海に入らなければならない。もし行き詰まりを感じたら、何かを変えてみよう。ボードを変えたり、自分より上手いサーファーと一緒に練習したりすること。そうすれば、必ず夢にたどり着けるはずさ」
情熱、努力、そして変化を恐れない姿勢。シンプルな言葉の中に込められたトップサーファーの哲学は、日本の若者たちにとって大きな指針となるだろう。世界中の海を渡り歩いてきたレジェンドからの言葉は、日本のサーフィン界に温かく、そして力強いエールを届けた。
58歳にしてなお、進化を止めない伝説のサーファー。その情熱は、これからも多くのファンを魅了し続けるだろう。明日20日は開催中のビラボン田原プロでオッキーの上映会やエキシビジョンやサイン会が行われる予定。
引用元
伝説のサーファー、マーク・オクルーポ・インタビュー。オッキーが語る息子との絆、盟友との秘話、そして世界一に輝いた“奇跡の一日”