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ショップ:オーシャン スポーツ

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サーフィン クリステンソン関連NEWS
サーフィンライフ5月号は「オルタナティブを乗りこなせ」笹子夏輝がスタイリッシュに乗りこなすコツを指南  サーフメディア

会場に来る人をサーフィンで楽しませる工夫。ゴールドコーストでのCT開催で感じた事や舞台裏をリポート

現地からオーストラリアの最新情報を伝える【SURFMEDIAオーストラリアSURFNEWS】。今回はゴールドコーストでのCT開催とあって、現場で観戦していて感じた事や舞台裏の様子などをリポート。

 

取材、文、写真:菅野大典

 

5月のゴールドコースト。

朝晩の冷え込みも強まりましたが、晴れた日の日中は気持ちの良い秋空が広がります。

 

年間を通して温暖な気候のゴールドコースト。ビーチにはまだまだは水着で遊んでいる人もたくさん見かけます。

 

晴れた日は快適な一方で、今月のオーストラリアの東海岸は雨の多い月となりました。特に南東部では大きな洪水に見舞われ、深刻な被害が出ています。
 

5月の南東部の地域にこれだけの量の雨が降ったのは500年に1度とも発表されるほど、それだけこの時期には珍しい気候となりました。PHOTO :ABC NEWS

 

ゴールドコーストの波の状況はコンスタントにうねりが届き、毎日がファンウェーブ。

先月まで全く地形のなかったポイントにもどんどんと砂が戻り、まさにゴールドコーストというライトハンドブレイクが戻ってきました。

 

今月初めは湖だったスナッパーロックスの岩沿いも日を追うごとに地形が戻り中旬以降はマシンブレイクが復活。
オープンビーチにも至る所に砂がつき、風も弱くなるこの時期は夕方にもファンウェーブがブレイク。
カランビンアリーやレイシーズといったポイントもコンディションの良い日が続き、多くのサーファーが夕暮れの時間帯までサーフィンを楽しんでいました。

 

ゴールドコーストだけでなく5月はオーストラリア全土で波が良くなる時期。南部の地域にも本格的なうねりが入りだしシーズンインとなりました。日照時間が短くなりサーフィンする時間も少なくなりましたが、ファンウェーブを満喫できる月となりました。

 

今月もオーストラリアではたくさんのイベントが行われていましたが、なんといっても注目のイベントはCTオーストラリアレッグの第2戦ゴールドコーストプロと第3戦マーガレットリバープロ。

先月に開催されたリップカールプロベルズビーチ引き続き、オージートレブルのイベントであり、ミッドシーズンカットを決める重要な2戦として注目のイベントとなりました。

 

 

 

 

連日サーフメディアの記事でも取り上げていましたが、地形の整わなかったスナッパーロックスからバーレーヘッズに会場が移り開催され、6年ぶりのCTイベントとなったゴールドコーストプロは大きな盛り上がりを見せました。(https://surfmedia.jp/2025/05/10/bonsoy-gold-coast-pro-presented-by-gwm-final/

 

会場となったバーレーヘッズ。素晴らしいロケーションで地形も整っており、イベント期間を通してファンウェーブがブレイクしていました。

 

フィリッペ・トリードとベティルー・サクラ・ジョンソンが CT第6戦 Bonsoy ゴールドコースト・プロで優勝

 

雨が降ったり止んだりにもかかわらず会場にはたくさんの人が。
セミファイナルでワイルドカードのジュリアン・ウィルソンに敗れたものの好成績を収めた五十嵐カノア。前回のベルズビーチに続き好調なサーフィンを見せた。
女子ではCT初優勝を飾ったベティルー・サクラ・ジョンソン。ミッドシーズンカット前にランキングも一気にジャンプアップした。
男子ファイナルでは2015年のゴールドコーストプロのファイナルと同じ、フィリッペ・トレード対ジュリアン・ウィルソンという対戦カード。お互いに家庭を持ったり、休養後であったりといった環境にありながらの10年ぶりの再戦は、共に譲らないシーソーバトルを繰り広げ、会場に熱狂の渦を巻き起こす感動的なファイナルを披露。見事にフィリッペ・トレードが優勝した。

 

 

続くマーガレットリバープロでは、ミッドシーズンカットが確定するイベントともあって、どのヒートも見逃せない展開に。期間中はソリッドなうねりが届き、途中に会場を移動してボックスで開催するなど、波にも恵まれたイベントになりました。(https://surfmedia.jp/2025/05/27/western-australia-margaret-river-pro-2025-05/

 

 

コンディションの影響で6ヒートのみであったが、6年ぶりにボックスでの開催。やはり世界最高峰のチューブバトルは見ていてとてもおもしい。PHOTO :WSL/Beatriz Ryder

 

サリー・フィッツギボンズ(AUS)WSL / Cait Miers
エリン・ブルックス PHOTO :WSL/Cait Miers 

 

ミッドシーズンカットをかけてのバトルともあり、ヒート毎に悲しむ選手と喜びというよりも安堵の表情を浮かべる選手の姿が。今シーズンでこのシステムも変更するが、過去も含めてこのマーガレットリバープロでは何度もこの光景が映し出されていました。

 

グリフィン・コラピント(USA)WSL / Cait Miers

ボックスでの9ポイントのチューブライディングと、メインブレイクでの10ポイントのフルローテーションをメイクしたグリフィン・コラピント。ファイナルでジョディー・スミスに敗れたものの、間違いなく今大会で1番脚光を浴びた選手である。

 

優勝したガブリエラ・ブライアンとジョーディ・スミス WSL / Beatriz Ryder

 

男子優勝のジョーディ・スミスと女子優勝のガブリエラ・ブライアン。2人共イエロージャージーを着て後半戦を迎える。GWMオージー・トレブルの勝者は男子ジョーディ・スミス、女子はイザベラ・ニコラスとなった。

 

 

ゴールドコーストでCTが開催されて、現場で感じた事。会場に来る人をサーフィンで楽しませる

 

WSL CTイベント以外にもたくさんのイベントがオーストラリア全土で行われましたが、今回はゴールドコーストでのCT開催とあって、現場で観戦していて感じた事や舞台裏の様子などについて書きたいと思います。

 

 

まず1番に感じた事は、CTというイベントが行われるという事で、どれだけ周りを取り巻く多くのものが動くいているかという事を実感しました。

 

会場の規模こそ先月行われたオーストラリアンボードライダーズバトルと同様のスケールでありながら、イベント期間中はこのCTに関わるたくさんのイベントが会場内外で行われ、サーフィン関係においてゴールドコーストの街は1番忙しい時期となりました。

 

 

会場となったバーレーヘッズでの試合は、いつも人が集まり大盛り上がり。多くの出店があるだけでなく、巨大スクリーンやビーチアナウンスが充実している事から、サーフィン観戦をしていてよくあるシチュエーションがわからなかったりする事がなく、現場にいて観戦を飽きる事なく楽しめる工夫がされていました。

 

 

朝1番のヒート前に会場に来てみたら犬を連れて散歩している人や、ジョギングをしている人、コーヒーを片手に友人と喋っている人が多く目立ちました。毎朝の日課の延長上にサーフィンのイベントが行われる事で一般人も巻き込めている感じがありました。

 

 

試合がオフになってもエクスプレッションセッションやツインフィンセッション等、ファンイベントが開催。

選手もエクスプレッションセッションではエアなどをメインにしながらも、一般サーファーがいない状態で演技できるのは練習にもなる。CT選手以外でもココ・ホーやジョッシュ・カーをはじめとしたプロサーファーが参加。何よりもプロサーファーとして多くの人の前で演技できる事は幸せな事。

 

 

 

 

昨年のCSで行われたレジェンドヒートの様な感じで、ゴールドコーストヘリテージヒートとしてジョエル・パーキンソン対ミック・ファニングという、サーフィンファンにはたまらないヒートも開催。

 

 

 

ビーチの目の前には観戦者には嬉しいアルコールゾーンもあり、お酒の好きなオージーにとってはとても重要な事。絶好の観戦場所でもあるだけに絶えず人が集まっていました。

 

 

夜にもイベントは続き、ミュージックライブにステフ・ギルモアも参加するなど絶えず人が集まっていました。

週末だけでなく、平日に会場を訪れてみれば、フィルムプレミアが上映されていたり、他にもライジングタイドといったトップ選手と子供が一緒にサーフィンというキッズにとっては夢のような企画も進行したりと、メインイベント以外でも会場に来る人をサーフィンで楽しませる工夫がされていました。

 

またバーレーヘッズの会場以外でも、各メーカーに所属するライダー陣によるサイン会やプレミア上映会、シェイパーズナイトといったイベントもあり、数えきれないほどのイベントが行われていました。

 

シェイパーとメインライダーが座り豪華なメンバーでのトークが行われたSTABによるシェイパーズナイト。

 

あたりさわりない会話ではなく、核心をついた質問をMCであるステイス・ガルブレイスが切り込むなどし、コアなサーフィンファンなら誰もが気になる事をみんなの前で披露してくれる事は本当の意味でサーフィンファンを楽しませてくれている。途中からはケリー・スレーターも現れるなど、味のある演出もあり現場でしか感じることのできない特別な時間が流れていました。

 

試合だけでなく連日イベントがある事から選手は大忙し。スケジュール的にもポルトガルで行われたCTから5イベントが2ヶ月半の間で行われ、移動を繰り返しながら期間中はサイン会や付き合いのパーティーが行われるなど休む間もなく、疲れているように感じる選手がたくさんいるように思えました。

 

 

いつもニコニコなジャック・ロビンソンも、初となるエリミネーションラウンド敗退の後は笑顔なく、駆け寄るファンに見向きもしないまま会場を引き上げていました。マーガレットリバーでもラウンド2で敗退と、ベルズビーチでのリップカールプロ優勝後はまさに天国と地獄を味わっています。
昨年、史上最年少で世界王者になったケイティ・シマーズ。ヒート終了後は疲れている様子で、セキュリティと共に人通りの少ない場所を歩いてブースに戻っていました。
イベント開催直前に第1子が誕生しパパとなったコナー・オレアリーとコーチのリチャード。エリミネーションラウンドを勝ち上がるとほっとしたような様子で海から上がってきました。家族と長期間離れ離れになる選手も多く、少なからず影響が出ているように思います。
オーストラリアレッグ3戦を全てオージーのワイルドカード相手にして、ラウンド2で敗退という結果となってしまったイタロ・フェレイラ。独走状態だったランキングも急ストップ。ジャック・ロビンソンと同様、ヒート後は誰にも見向きもせずに引き上げていきました。
逆に元気満点に感じたのはワイルドカードで出場した選手達。トライアルを勝ち上がりワイルドカードで出場したジュリアン・ウィルソンは間違いなくこのイベントで1番脚光を浴びた選手で、気合いの入っている様子が周りの人にも伝わってくるくらいのっており、豊富なバリエーションのあるサーフィンで観客を魅了していました。
ヒート終了後、岩の先端まで行きサインを求めるキッズとジュリアン・ウィルソン。自国開催のビッグイベントとなれば選手は気合が入る。ジュリアンだけでなく、ワイルドカードで出場したモーガン・シビリックもノリノリの様子でした。マーガレットリバープロにワイルドカードで出場したジェイコブ・ウィルコックス、ブロンテ・マコーレーも好成績を収めるなど、いかにオージーサーファーの選手の層が厚いかというのを世界に示す3戦ともなりました。
バーレーヘッズをホームに持つリアム・オブライアンも好成績。波を知り尽くしているだけでなくたくさんのサポーターが会場にいるのはとても力になる。バーレーボードライダーズ大応援団が1つ1つのライディングに大歓声が上げていました。

 

ワイルドカードの活躍だけでなく今大会は、ベテラン勢の活躍も目につきました。

 

ワイルドカードで出場し、久々に大観衆の前に姿を現したステファニー・ギルモア。色褪せないスタイルで観客を魅了していました。
女子でファイナルに進出し準優勝となったサリー・フィッツギボンズ。男子で3位となったアレホ・ムニーツもですが、今回のようなCTイベントの中ではソフトな波のコンディションでは、試合運びや細かい試合技術が重要になるのかなと感じました。残念ながら2人共ミッドシーズンカットをパスできませんでしたが、CSのようなコンディションではまだまだ強さを引き出せるように感じます。

 

そこまで特別なコンディションではないものの、掘れたビーチブレイクのお手頃なサイズという事から質のあるターンやエアの技術が目立つ試合でもありました。

 

ステファニー・ギルモアに敗れたものの素晴らしい演技をしたケイティー・シマーズ。
ラウンド2とクォーターファイナルで9.43ptのシングルスコアを叩き出したエリン・ブルックス。
優勝したサクラ・ジョンソンとラウンド2で対戦し1歩及ばずだったが、インパクトのあるターンは印象に残るものがあったソイヤー・リンブラッド。現場で見る今の若い女子サーファーのターンの質はとてもレベルが高く、女子のサーフィンは確実にこの世代が中心になっているように感じました。これからのスタンダードもどんどん上がっていくのかと思います。

 

 

男子CTサーファーは、もはやサーカスを超えた異次元レベル。チューブバトルになったりエアバトルになったり、ただ波を乗りこなす演技ではなく、決してジャッジを飽きさせないバリエーション豊富なサーフィンを選手みんなが披露し、お互いを高め合っているように感じました。

 

 

クローズセクションでスーパーマンエアをするジョーデイ。1つ1つのライディングに目が釘付けになるような、次に何をするのか楽しみなライディングがたくさんありました。
ジョーディとの壮絶なバトルに敗れたものの、素晴らしいスキルを披露していたジョアオ・チアンカ。会場にもたくさんのブラジリアン応援団がおり、大歓声を湧き起こしていました。
ローカルサーファーのリアム・オブライアンとのヒートでは、完全アウェイとなる中でもヒート開始早々に8点台を2本スコアし、大応援団を黙らせた五十嵐カノア。試合運びだけでなく全てにおいての技術が兼ね備わっており、とにかく強い。

たくさんの記憶に残るライディングが披露された中で、優勝の決め手となったファイナルでのフィリッペ・トレードのハイエストの9.07ポイント。エアやチューブを決めた時ほどの歓声は沸かなかったものの、実際に現場で見ていたらものすごく素早いローテーションでありダイナミックなライディングでありました。
今回フィリッペの使用していたボードは、2017年にJベイで優勝した時のものを少し改良したレプリカだそうで、ゴールドコースト入りしてすぐに現地の工場でシェイパーとミーティングをして作ったもの。ゴールドコーストには多くのサーフボード工場も存在しており、選手の大事な商売道具であるサーフボードに対する関わりも多くのやり取りが見られました。

 

通常一般人が板を手にするのはオーダーしてから1、2ヶ月ほどだが、トップ選手に関してはフィードバックを受け、すぐさま板を作り、2、3日で作られているのも現状。

そして当然のことながら一般の人にはわからない想像もつかないデザインが施されています。WSL ではシェイパーランキングも開催されている事から、メーカーにとっても選手の活躍は死活問題。寝る間も惜しまずに活動している姿がイベント期間中に見られました。

 

 

コーチと同様にシェイパーも大事な存在。今大会では多くのシェイパーが現場にコーチと選手と共に帯同し、とても長い時間を費やしているのが見られました。また選手の板に対してコーチが意見を挟むのも当たり前となっており、1人のCT選手のために多くの人が関わりチームが構成されています。

 

 

昨年まではCSが行われていたゴールドコーストですが、やはりCTイベントともなるとさらにその上をいく、世界のトップレベルの空間が出来上がっていました。

ただ盛り上がるだけでなく、このイベントがあるとないとでは、業界の活性化も全く違い、ただ勝ち負けを決める大会ではなく、1つのサーフィンの大会が製造業やメディアまで大きな影響を与えているように感じました。

 

また先月行われたオーストラリアンボードライダーズバトルの規模も、CTイベントと同等に大きく素晴らしいイベントだったのですが、チーム戦と個人戦の違いというか、CT選手というスーパースター1人に対してチームがあり、CT選手1人のために多くの人やものが動くといった意味で、改めてCT選手は特別な存在(その中でもトップのCT選手は更に)であることを感じました。

 

日本代表として世界のトップの舞台で活躍している五十嵐カノア。日本人のファンが多いだけでなく、現場にはIGARASHIのシャツを着た外人がいたり、ライディングに大歓声が上がったりと世界でも大人気。改めてスーパースターであると感じさせられました。

 

CSになった期間やコロナで開催されなかった期間もありますが、15年ほど欠かさず現場でファイナルを見て来て、昔はミーハー気分で見ている人が8割くらいだと思っていましたが、今回は、現場に来ている観客みんながサーフィンが好きで、サーフィンの試合を見に来ていると感じました。

 

それはこのイベントの規模であったり、男子ファイナルでの2人の攻防であったりと、観客を惹きつける魅力が多くあり、1つ1つのライディングに大歓声が上がるのがそれを証明しているように感じました。

 

 

土砂降りの雨が降りながらも傘を差し観戦を続ける多くの観客。今大会はそれだけ魅力のあるイベントとなりました。

 

長々と思った事、感じた事、実際の現場の様子などを書き綴ってしまいましたが、長いようで短かったCTオーストラリアレッグも終了し、6月2日からは新たな熱いバトルのチャレンジャーシリーズがニューキャッスルで開幕します。

来年は1人でも多くの日本人がこの舞台で活躍できることを願っています。

 

 

 

菅野大典オーストラリアのゴールドコーストを拠点にして13年余り。サーフボード・クラフトマンとして働きながら、サーフィン修行のために来豪する日本のサーファーをサポート。写真や動画撮影のほか、昨年は大村奈央の試合に帯同、大会のジャッジやサーフコーチなどマルチに活動している。

引用元
会場に来る人をサーフィンで楽しませる工夫。ゴールドコーストでのCT開催で感じた事や舞台裏をリポート

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