久し振りにミッドレングスからショートボードに乗り換えサーフィンした日
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うつ病との闘いを経て復帰するガブリエル・メディナが語った真相
PHOTO: © WSL/Thiago Diz
2022年CT後半戦のワイルドカードを獲得してCT第6戦『Quiksilver Pro G-Land』から復帰することが決まった3xワールドチャンピオンのガブリエル・メディナ。
彼が2022年CT前半戦を休んだ理由は「健康問題」とだけ公表されていたが、復帰を前にブラジルメディアに語った内容がオリンピックチャンネルで紹介された。
家族や妻との離婚など私生活での厳しい経験をした後、彼を復帰に向けて奮い立たせたのはサーフィン界の歴史に名を残したいからだと主張した。
Gabriel Medina confirms return to competition after dealing with depression: ‘I learned a lot during this time’
うつ病からの復活
ガブリエルは4月24日に放送されたブラジルのTV Globoのインタビューで、家族との争いで、うつ病になり、妻とも離婚。この厳しかった1年間について打ち明けた。
「競技から離脱したこの時間は僕にとって良いものだった。秘密でもなんでもないよ。精神的な悩みについて話すのは興味深いことさ。このような状況になるとは想像もしていなかった。怖かったし、物事の道理が分からなくなったよ。今は回復して再び自分自身を見つめ直すことが出来るようになり、とても幸せさ。この間、多くのことを学んだね」
家族との確執
2021年のガブリエルは東京五輪に出場し、3度目のワールドタイトルを獲得した。順風満帆に見えたその裏で実母とコーチを辞めた義父チャールズとの間で確執があったそうだ。
「自分のプロ生活は早過ぎたんだ。14歳の時にスポンサーがつき、常にマネージメントされていたのさ。でも、もっとプロフェッショナルなものが必要だと思うようになった。意思決定により深く関与することとかもね。全ての人が自分の意見を持っているから、このような事態になったのさ」
2021年秋には実母、義父との確執が深まった一方、ガブリエルは実父と20年ぶりに再会して関係を修復したと報道されていた。
インタビューでは家族の件について触れると感情を露わにして「自分は物事を平和な方向に持っていきたい質なんだ。実の父と母、義父がみんな仲良くしてくれるのが夢なんだよ。いつか実現すると思っている」と話していた。
ガブリエルは親との関係の縺れに加え、妻ヤスミンとも離婚。それが競技にどのように影響していたかを話し、集中力を保つことがいかに難しいかを明らかにした。
「昨年は泣きながら向かったヒートもあった。何らかの形で私に影響を与えた場合でも冷静でいたけどね。自分の仕事に集中したかったので、そのことを決して口にはしなかったさ。3度目のワールドタイトを獲得して報われた。でも、簡単ではなかったよ」
復帰への決意