Billabong

https://www.youtube.com/watch?v=
「サーフィン ビラボン」でどんなものがあるか見てみる > サーフィン ビラボン
サーフィン ビラボン関連NEWS
ビラボン・パイプ・プロがリージョナルQS 6,000に格上げ。サンセット、ハレイワ、パイプラインがリージョナル・スケジュールに復帰 SURFMEDIA
日本代表は暫定3位!『ISA World Longboard Championship』4日目


Photo: ISA/Pablo Jimenez
現地時間10月20日、ロングボードの世界一を決める『ISA World Longboard Championship』は大会4日目。
会場のエルサルバドル、エル・スンザルは前日より落ち着いた公式3-5ftレンジのグッドコンディションでウィメンズリパチャージR2の残りヒートからスタート。
メインラウンドはR3に突入してメンズ、ウィメンズの順で進行。
最後にリパチャージR3がメンズ、ウィメンズの順で行われた。
国別ではメインラウンドに3名、リパチャージラウンドに1名残っているフランスとリパチャージラウンドに3名、メインラウンドに1名残っているフィリピンが同率首位。
オーストラリアと日本が同率3位になり、団子状態だった前日から日本は上に抜けた。

Photo: ISA/Pablo Jimenez
日本代表は3名が残る

Photo: ISA/Pablo Franco
この日の日本代表は4名全てに出番があった。
まず、メインラウンドのR3H1では、塚本将也が後半にノーズライドとスムースなターンで6.33を含むトータル11.00をスコア。
トニー・シルヴァーニを上回り、トップ通過を果たした。
R4の相手はエドゥアルド・デルペーロ、ルイ・マルシセのフランスコンビと南アフリカのサム・クリスチャンソン。
このラウンドからまた一つギアが上がる。
ちなみに田岡なつみと塚本将也は尾頭信弘氏シェイプのボードを使用。
パワーがあるエル・スンザルの波は重いクラシック系よりも軽いクラシックモダン系のボードが合う。
インタビューではその辺の話も聞かれていた。


勝利者インタビュー

MC:今日はありがとう。今、マサヤと一緒にいます。私たちは昔からずっと大会で競い合ってきたよね。もう10年くらい前かな? 中国でASPのツアーに参戦したのが最初だったよね。
その頃、あなたがツープラスワンのボードに乗っていたのをよく覚えているんだけど、今はノブ・サーフボードのシングルフィンに乗っているよね。ツープラスワンからシングルフィンに乗り換えてみて、感触はどう?
自分のボードはシングルフィンで、かなり軽いんです。それにエッジが付いているので、ツープラスワンのような働きをしてくれるんです。だから、すぐに慣れることができました。
MC:なるほど、よく考えられているのね。
ノブ・サーフボードと一緒にボードの開発にも取り組んでいるよね。ノブはドナルド・タカヤマのチームにも関わっていた人だけど、ドナルドから受け継がれた知識や技術をノブを通じて得られることは、ほかの選手に対するアドバンテージになっていると思う?
彼は昔ドナルドと一緒にサーフィンをしていたんです。僕自身も以前はドナルド・タカヤマのボードに乗っていました。だから、彼は僕に似たタイプのボードを作ってくれるんです。ドナルドから学んでいますからね。
いつもすごく調子が良いです。
MC:本当に良いサーフィンをしているよね。昔からずっとそうだったけど。
若い頃は、いつもものすごいエネルギーがあったから、私たちはあなたのことを「ピカチュウ」って呼んでいたよね(笑)。
あの頃は17歳だった。もう10年も前の話だけど。
そして今回、初めてエルサルバドルに来たわけだけど、ここでの経験はどう? リラックスして過ごせている? それとも、エネルギーを維持しながら街に出かけたり、いろいろ冒険したりしているのかな?
最初のラウンドは少し緊張しました。今回がこの大会への初出場だったので。
でも、次のラウンドに進むことができて、今朝もまた勝ち上がることができました。今はすごく落ち着いています。これからトップを目指していきたいです。
MC:エルサルバドルの暑さは大丈夫? かなり暑いよね。
はい。でも、ヒートが終わるたびにいつもアイスバスに入っています。それがすごく助けになっています。
MC:それは良かった。
ここエルサルバドルのISAで、日本代表として世界の舞台で戦っているあなたの姿を見られて、本当に誇らしいわ。
日本で応援しているみんなに、何かメッセージはある?
夜遅くまで応援してくださって、ありがとうございます。
また明日もファイナルを目指して頑張るので、応援よろしくお願いします!

Photo: ISA/Jersson Barboza


田岡なつみはR3H1でアヴァロン・ガルなどに抑えられ、4位でリパチャージR4行きとなった。
リパチャージラウンドR3のH4で堀井哲が3位敗退。
初のISAを25位でフィニッシュした。

Photo: ISA/Pablo Jimenez

吉川広夏はウィメンズのリパチャージラウンドR2とR3の2ヒートをこなした。
R2は苦戦して2位通過だったが、R3は前ヒートの教訓から序盤にスコアを出すことにフォーカスした。
安定したノーズライドとターンで7.67と7.50を重ね、15.17という今大会2番目のヒートスコアで圧勝した。
吉川広夏は父親の吉川竜二氏シェイプのボードを使用。
日本とは違うエル・スンザルの波に合わせて何度もテストを繰り返し、精度も上がっているようだ。
「この長いライトの波では最初のセクションと、2つ目のノーズライドができるセクションが好きです。このボードは、ここの波に合わせて作ったものなんです。日本では波がいつも小さいので、このボードは使っていませんでした。今はボードがどんどん良くなってきています。お父さん、素晴らしいボードを作ってくれて本当にありがとう!」

ISAデビュー戦でアヴァロン・ガルが快進撃を続ける

Photo: ISA/Jersson Barboza
WSLのカレントリーダーでもあるアメリカの23歳、アヴァロン・ガルは初めてのISAイベントで快進撃を続けている。
この日行われたR3では田岡なつみなどを相手にトータル11.47でトップ通過を果たしている。
「ただ波を2本掴んで、どうなるか様子を見ようとしたの。ヒートの大部分でプライオリティが最も低い状態だったから、自分のところに来た波は何でも乗っていく感じだったわ。すごい楽しい波。素晴らしい場所だわ。常に波があるし、ここで開催された大会はどれもほぼ間違いなく最高の波よね。1ヒートずつ着実にこなしていって、もっと楽しい波に乗れること、そしてウネリが続いてくれることを願っている」

その他、ウィメンズサイドでは2度の金メダリスト、フランスのアリス・レモーンが11.67とこの日のベストヒートスコアでR4進出。
コスタリカのリア・ディアス、ブラジルのクロエ・カルモン、アメリカのケイトリン・ミケルセンなどもラウンドアップを決めている。
リアのヒートはフランスのカネル・ルブトンが朝のフリーサーフィン中に負った怪我で欠場したため、ブラジルのクロエ、イタリアのジンジャー・カイミとの3人ヒートになった。
オープニングでクロエがジンジャーにインターフェアを犯してしまい、1つのスコアがカットされた。一方、ジンジャーは怪我を負ってしまいスコアを伸ばすことができず、クロエがリアと共に勝ち上がることになった。
「他のヒートを見ていて、あまり波が来ていないのが分かったから、自分が正しいポジションにいるようにしたかったの。みんながインサイドのポジションを争っていたので、私はアウトで待っていたの。それが私の1本目の波になった。自分のパフォーマンスにはすごく満足しているわ」

Photo: ISA/Jersson Barboza
ピッコロを始め、強豪がR4へ

Photo: ISA/Pablo Jimenez
メンズサイドではペルーのピッコロことブノア・クレメンテ、ディフェンディングチャンピオン、フランスのエドゥアルド・デルペーロ、フィリピンのロジェリオ・Jr・エスクイエヴェルなどがR4進出を決めている。
7ポイント台を2本まとめたピッコロの目標は金メダルと共にアメリカ大陸の上位選手が獲得できる2027年の『Pan American Games』の出場権。
過去に出場した2019年、2023年大会の両方で金メダルを獲得した唯一の選手である。
「すごく良い気分だよ。今日のヒートでは波が完璧でとてもコンスタントだったし、もう次のヒートを楽しみにしているんだ。パンアメリカン競技大会へのモチベーションはすごく高いよ。ペルーのリマでの2019年大会は素晴らしかったし、その後の2023年にはチリのピチレムがあった。2027年に大会がリマに戻ってくることにワクワクしているよ」
44歳のベテラン、ピッコロは2019年に『ISA World Longboard Championship』の金メダルを獲得。
WSLでは2度のワールドタイトルを獲得している。
ISAが目指すロングボードのオリンピック競技が実現すれば、彼は確実にメダルを狙ってくるだろう。
大会5日目は現地時間10月21日朝7時(日本時間同日22時)にメンズリパチャージR4からスタートする。
ISA公式サイト:https://www.isasurf.org/



Photo: ISA/Pablo Franco


Photo: ISA/Pablo Jimenez
(染谷たかし)

