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ケリー・スレーター出演の『Stab In The Dark X』ワイルドカード参入の裏側、業界を揺るがした大人の事情とは?


すでに本編エピソード1が公開されているケリー・スレーターが主役を務める『Stab In The Dark X』
史上最高のサーファーが選ぶボードを決める夢の企画だが、実現までには業界を揺るがす深刻な「大人の事情」と、執念の交渉劇があった。
ビジネスの壁
10周年を迎えた海外メディア『Stab』の人気企画にケリーを起用す。
そのアイデア自体は素晴らしかったものの、大きな障壁となったのが参加シェイパーの顔ぶれだった。
ラインナップされたのは、過去の同企画で優勝経験を持つ5名。
Sharp Eye(マルシオ・ゾウビ)
Mayhem(マット”メイヘム”バイオロス)
DHD(ダレン・ハンドレー)
Pyzel(ジョン・パイゼル)
Channel Islands(ブリット・メリック)
いずれも世界最高峰のCTサーファーたちが信頼を寄せるトップシェイパー。
しかし、ケリーをこの企画に巻き込むことは、彼が所有するブランドFirewireやSlater Designsを巻き込むことと同義だったのだ…。
ケリーは彼ら全員と市場で直接競合する立場。
自社の最大資産である「ケリー・スレーター」というアイコンを使い、ライバルブランドの宣伝に加担するなど、ビジネスの常識ではあり得ない話だった。
ワイルドカードという打開策
このあり得ない話の打開策となったのは、ワイルドカードとしてSlater Designsのシェイパーであるダン・マンを加えることだった。
ダン・マンはケリーのパーソナルシェイパーで、Slater Designs内部の人間。
彼を加えることで、「もしダンが勝てば問題なし、他のシェイパーが勝っても新規ビジネスにつながる」というWin-Winの構造が生まれた。
Stabはワイルドカードとしてダンをメンバーに加えることで、ケリーサイドの商業的プライドと、「純粋に優れたボードに乗りたい」という欲望の双方を満足させる折衷案を提示したのだ。
勝利の先にある「ライセンス契約」
更にStabは、優勝したシェイパーとSlater Designsが「コラボボード」をリリースするという付加価値を提案。
1本あたり75ドル(約11,000円)のロイヤリティ。
最低1,000本の製造保証。
「ケリーが選んだボード」という最強のマーケティングで売れることは確実なので、一見、シェイパー側にも美味しい話だが、実際には製造・流通インフラを持つケリー側が圧倒的に有利になる契約でもある。
ダレンとマットはすぐこの話に乗り、法的な問題を抱えていたジョンは要検討という返事をした。
一方、ビジネス的な観点を理解しているブリットは「ケリーの宣伝効果は欲しいが、契約は結びたくない」という慎重な姿勢を見せたそうだ。
ビジネスの思惑が交錯する中で幕を開けた『Stab In The Dark X』
ケリーは一体どのボードを「最高」と認めるのか?
配信スケジュールをチェックして、その結末を見届けよう!
『Stab In The Dark X』スケジュール
Episode 1: 1月13日
Episode 2: 1月27日
Episode 3: 2月10日
Episode 4: 2月24日
Here’s Why We Included A Wildcard In Stab In The Dark X
https://stabmag.com/news/heres-why-we-included-a-wildcard-in-stab-in-the-dark-x/
(染谷たかし)
引用元
ケリー・スレーター出演の『Stab In The Dark X』ワイルドカード参入の裏側、業界を揺るがした大人の事情とは?

