ラッシュガード M – SNSで話題のラッシュガードがまじで私服すぎる件#shorts

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「パイプマスターズとWSL、VANSの関係性(後編)」 – F+

(2016年、ジェイミー・オブライエン パイプマスターズ) Photo by snowy

F+(エフプラス)

前回の続き

WSLがそれらを不要としたことで、ヴァンズの手に残ってしまった、というか宙に浮いてしまったパイプマスターズトリプルクラウンの名称使用権。トリプルクラウンに関しては2014年のfreesurfマガジンの記事にASPがライセンス契約とあるので、この時点ではすでにヴァンズが使用権を持っていたということになる。トリプルクラウンをレジストするときに、ハレイワのハワイアンプロ、サンセットのワールドカップ、そしてパイプマスターズも同時にレジストしたんだろうことは想像に難くない。そしてASPはライセンス契約して使用料を払っていたということだ。

(初戦のGCではコピーライトなどに関する注意書きが撮影陣に配布された) Photo by snowy

2014年はASPからWSLへの転換期で、ロゴも変わり、その本体機能が徐々にオーストラリアからアメリカに移転していく頃だ。当時WSLはコンテストにかかわるありとあらゆる版権を押さえようとしていたし、会場内での撮影にも様々な条件や規制がかけられた。なんかサーフコンテストに弁護士介入な感じというか、それまでのASPのウェイン・ラビット・バーソロミュー主導の、世界中のいい波の会場の、ベストなシーズンで、ベストな日に、ベストなサーファーたちが試合を行うドリームツアー、を旗印に邁進してきた、ある意味ゆるい、サーファーだからいいじゃん、的なノリを一変させる感じだった。カメラマン連中がけっこうピリピリしていたのを記憶している。

(最後の「パイプライン」マスターの称号を得たのは2009年のタジ・バロウ) Photo by snowy

(2016年、ジェイミー・オブライエン パイプマスターズ) Photo by snowy

F+(エフプラス)

前回の続き

WSLがそれらを不要としたことで、ヴァンズの手に残ってしまった、というか宙に浮いてしまったパイプマスターズトリプルクラウンの名称使用権。トリプルクラウンに関しては2014年のfreesurfマガジンの記事にASPがライセンス契約とあるので、この時点ではすでにヴァンズが使用権を持っていたということになる。トリプルクラウンをレジストするときに、ハレイワのハワイアンプロ、サンセットのワールドカップ、そしてパイプマスターズも同時にレジストしたんだろうことは想像に難くない。そしてASPはライセンス契約して使用料を払っていたということだ。

(初戦のGCではコピーライトなどに関する注意書きが撮影陣に配布された) Photo by snowy

2014年はASPからWSLへの転換期で、ロゴも変わり、その本体機能が徐々にオーストラリアからアメリカに移転していく頃だ。当時WSLはコンテストにかかわるありとあらゆる版権を押さえようとしていたし、会場内での撮影にも様々な条件や規制がかけられた。なんかサーフコンテストに弁護士介入な感じというか、それまでのASPのウェイン・ラビット・バーソロミュー主導の、世界中のいい波の会場の、ベストなシーズンで、ベストな日に、ベストなサーファーたちが試合を行うドリームツアー、を旗印に邁進してきた、ある意味ゆるい、サーファーだからいいじゃん、的なノリを一変させる感じだった。カメラマン連中がけっこうピリピリしていたのを記憶している。

(最後の「パイプライン」マスターの称号を得たのは2009年のタジ・バロウ) Photo by snowy
(そして最初の「パイプ」マスターは翌2010年のジェレミー・フローレス) Photo by snowy

余談だが、最後の「パイプライン」マスターは2009年のタジ・バロウ、最初の「パイプ」マスターは2010年のジェレミー・フローレス、そこから2019のイタロまでパイプマスターが続く。しかしコロナ以降の近年は○○プロパイプラインとか○○パイププロとかマスターの称号はWSLの試合名からは消え、トリプルクラウンもなくなった。

コロナ禍でツアーがない間、WSLがアメリカのメジャースポーツビジネスをモデルに版権管理とか著作物管理とか選手の肖像権管理とか、ツアーの法的部分を整理し、制度を固めていく段階でマスターズの称号が宙に浮いたのは確かだと思う。まぁ、ある意味ヴァンズは困っちゃっただろうな。売れ残っちゃったわけだから。同時期にパイプのスケジュールも過去ずっとそうだった12月上旬から1月末から2月へとスケジュール変更された。今までのサーファーの常識ともいえた、12月はハワイでパイプマスターズというのが消えたわけだ。

結局ヴァンズはその空いた12月のスケジュールを使って、独自のパイプマスターズをバックドアシュートアウトに続く3つ目のパイプでのビッグイベントとして開催することになる。まぁそこで独自性を出す、という意味での様々な試みの一部が今回問題になった部分なんだと思う。このジョシュアの記事が影響したかどうかは別として、ジェイミー・オブライエンは正式に招待選手になった。
エアーや革新的マニューバーも採点するというのは、コンディション次第でWSLでもあることなので、そう目くじら立てることでもないんじゃないのかな、と思う。まぁ、この辺ハワイのローカルたちのプライドというか自信というか矜持というか、過去ずっと守られてきた「ハワイのサーフィン」の価値観の変化とか、ASP時代のハワイローカル枠がWSLの制度見直しで大幅縮小されたことなどへの反発なんだろうなと思う。ハワイは特別、だったものが、ハワイも同じ、になっちゃったわけだから。

まぁ、記事の書き方というか、ヘッドラインが
「批判殺到!?Vansが「パイプマスターズ」をダメにした!?」
という、東スポ手法全開のショッキングなものなので、個人的にはその時点でだいぶ疑わしいな、と思ったわけだけど、このビックリハテナマークは、私もよく使う書き手の逃げ道だ。ビックリつけときゃ読者の目に留まるし、ハテナつけとくと正解でも不正解でも逃げられるお便利ワード。読んだほうはヴァンズが批判されてるんだ、と感覚的に理解する。ヴァンズから横やり入ったときにはハテナで逃げるという、ゴシップ記事の常道といえる。
80年代に私が初めてハワイの冬を訪れたときから、ヴァンズはずっとトリプルクラウンにかかわっていたような記憶がある。パイプマスターもトリプルクラウンも、ヴァンズの長きにわたる出資あっての歴史、価値だと思う。だからと言ってそれを壊してもいいという話ではないけど、この記事のようにダメにした、というなら、それを創り育てあげたのもヴァンズなのだ。

ヘッドラインだけで判断すると思わぬ落とし穴があるので、よいこの皆さんは必ずその逆も考えること。同じ内容で、「歴史を止めるな!Vansが「パイプマスターズ」の継続を試みるも……」ってタイトルもありなわけよ。ネガとポジの変換なんて言葉の遊びだから。
今やSNSで選挙が動かされる時代。配信されるバイアスのかかった情報の反対側も必ず頭に入れるようにね。一方だけで判断すると、収穫されちゃいますよ(笑)。

F+編集長つのだゆき

引用元
「パイプマスターズとWSL、VANSの関係性(後編)」 – F+

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