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河村海沙が弟の沙理亜とともに生まれ育った湘南鵠沼海岸でサーフショップ「RiverVillage」をオープン

トッププロのコーチングでも手腕を振るい、YouTubeチャンネル「プロサーファー河村カイサ」で５万を超えるチャンネル登録者数を誇る、新しいプロサーファーのスタイルを発信する河村海沙が、弟の河村沙理亜(さりあ)、二人の昔からの仲間である富塚俊介と、生まれ育った湘南鵠沼海岸でサーフショップ「RiverVillage」を2022年5月15日よりスタートさせた。

今回のショップは、レンタルボードが充実。カイサが使用したサーフボードの販売やレンタルも行っており、６月からは初心者を対象にしたスクールをメインにしていく予定。

この場所は、昨年亡くなられたレジェンドシェイパーの林利夫さんの「ホクレア」があった場所。そんな思い入れ深い地に、この鵠沼を愛する河村海沙がサーフショップを始めることになった。

「海から近くて、僕らの世代でサーフショップをやるのって、ちょっと新しい感じになるのかなと思っていて、ちょっと違った風にやれたらいいのかなって思っています。もちろん若手に来て欲しいとは思っているんですけど、年配の方も来て欲しいし。“くつろげる”じゃないですけど、良い雰囲気でやれれば良いなって思っています。」と河村海沙が言った。

「まだゼロイチではじめるので、見えていない部分も多いんですけど。こんな風にやって行けたら良いなというのはないんです。でも鵠沼でショップをやることによって、鵠沼自体を盛り上げて行きたいと思っています。」

自分が生まれ育った地元を盛り上げていきたい

「自分が生まれ育った地元を盛り上げていきたいなっていうのもありますし、鵠沼から今すごく上手い子も出てきているので、そういう子をどんどん輩出して行けたら良いなって思っています。」

「この場所は林さんの「ホクレア」があった場所なんです。林さんがお元気な時に話ししたんですけど、その時は、やるかやらないか自分はまだ決断できてなくって、林さんにちょっとだけ相談させてもらった時に、後押してもらえたんで。ここでやっていこうかなって決断できたんです。」

「自分の中にサーフショップなんか、やれるのかなって不安に思っていた部分はあったんですけど、林さんが『良いじゃん！応援するよ！』って言ってくださって、それで『じゃあ絶対やっていこう！　良い場所にしていこう！』みたいに意志が固まった感じでした。」

「そして、この店は弟と一緒にやるんでス。彼は一番信頼できる存在であって、それに加えて昔から仲の良い友人が、スタッフとしてやってくれることになって。仲間たちとショップを始めていけるってことが新鮮で、本当に楽しみなんです。初めてのことなんで見えないことも多いんですけど、これからが楽しみです。」と言った。

取り扱いサーフボードは、ロスト、シャープアイ、パイゼル、DEADKOOKSといった彼らのセンスが光る世界的人気のブランドが揃う。そして、この人気のDEADKOOKSをレンタルできるシステムにも注目が集まりそうだ。

また店置きはないが、二人の父親で元JPSAグランドチャンピオンである河村正美さんのサーフボードもオーダーできる店となる。

ウエットスーツはふたりがサポートされているカイサのハーレーとサリアのACER。当面の間はアパレルを取り扱う予定はないとのこと。またFCSとシンジケートのアクセサリーや日焼け止め、ワックスなどが揃う。カイサのオリジナル・グッズも販売。

パネルで展示されているカイサの写真を撮影した彼の尊敬するカメラマンU-SKEの作品も

彼らのサーフショップの入っている建物「JF KUGENUMA BUILDING」には、木造の外観からは想像できない、JF SKATE PARK KUGENUMAの室内完全防音型のBowl とRampが入っており、今回は特別にオープン前に撮影させてもらえた。

当初は、近隣への配慮も含め、関係者のみでのテストライドとなるようだが、スケーターにとっては、鵠沼海浜公園スケートパークの改修も控えており、この場所の需要が高まることは必至だろう。

今の時代にマッチした新たなスタイルを模索しながら挑戦を続ける河村海沙。彼がオンラインで行うサーフィンスクールとの連携も視野に入れたサービスも展開、実店舗があることで利用者の安心感も増し、新時代のプロショップのロールモデルとなっていくのだろう。このショップは若い子供たちが集う、今後の新しい鵠沼海岸の新名所となりそうだ。