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五十嵐カノアのワールド・チャンピオンシップツアーでの舞台裏を記録する「EYE OF THE STORM」最新エピソード34が公開

五十嵐カノアのワールド・チャンピオンシップツアーでの舞台裏を記録したシリーズ「EYE OF THE STORM」のエピソード34」が公開された。この映像では、ドリーム、モーメント、そしてメモリーを追い求めるカノアの1年の軌跡を描く。
ブラジル・サクアレマで開催されたWSLチャンピオンシップツアー(CT)第6戦「VIVO Rio Pro Presented by Corona Cero」で、五十嵐カノアはラウンド3敗退の9位で大会を終えた。
エルサルバドルでの3位入賞直後に迎えたブラジル大会。カノアは自身のYouTubeチャンネルで、大会前日の準備から試合後の振り返りまでを公開し、その舞台裏をファンに届けた。

「サクアレマは毎年同じようで難しい波」
エルサルバドルからブラジルへの移動は慌ただしかった。
「到着してから練習できたのは実質1日だけ。でもサクアレマは毎年似たコンディションだから、その1日で十分だった」
そう語るカノアは、試合前夜もルーティンを徹底。ボードのセッティングやワックスアップを済ませ、翌日の試合に集中できる環境を整えていた。
「競技サーファーに伝えたいことがあるとすれば、準備は前日のうちに終わらせること。朝起きたら試合だけに集中できる状態を作るべきなんだ」
長年トップレベルで戦うカノアらしい言葉だった。

「人生最悪のヒートだった」
ラウンド2では前年王者のコール・ハウシュマンを破りラウンドアップを果たしたカノア。しかし本人の感覚は全く違っていた。
試合後、ガールフレンドのハヴァナとの会話で飛び出したのは意外な本音だった。
「人生で一番ひどいヒートだった。負けて帰ることしか考えていなかった」
ヒート中は自分のスコアすら正確に把握できておらず、残り2分になって初めてリードしていることを知ったという。
「自分が6点台を2本持っているなんて全然知らなかった。本当に誰か別の人が自分のヒートをサーフィンしていたんじゃないかと思ったよ」
極度の集中状態だったのか、それとも波との噛み合わせが悪かったのか。本人も「何が起きていたのかよく覚えていない」と苦笑いを浮かべた。
ボード選択への悔い
その後、大会2日目で迎えたラウンド3では、タイトルコンテンダーのイーサン・ユーイングとの重要な一戦に臨んだが敗退。大会を振り返ったカノアは、自らの判断ミスを率直に認めた。
「結果は9位。理想的とは言えませんでした。今の時期なら最低でもクオーターファイナル以上に進みたかったですね」
「いくつかミスもあったし、ヒートで選んだボードにも満足していなかった。でもそれもコンペティションの一部。受け入れるしかないです」
敗戦の責任を他人やコンディションに求めることなく、自らの課題として受け止める姿勢が印象的だった。
後半戦へ向けてトップ5を目指す
ブラジル大会を終えた時点で、カノアはランキングトップ10圏内を維持している。シーズン後半戦に向けての目標は明確だ。
「今年後半はトップ10からトップ5へ入り、最終的には世界タイトル争いに加わりたいと思っています」
エルサルバドルでの3位、そしてブラジルでの9位。決して完璧な流れではないものの、ランキング上位戦線にはしっかりと踏みとどまっている。
「来週はマイアミにいます。とにかく1週間お休みです。」とCT次戦のタヒチまでは約1ヶ月余り、USオープンは7月後半まではブレイク。7月中旬には来日予定のカノア。
世界タイトル争いが本格化する後半戦。五十嵐カノアの挑戦は、ここからさらに熱を帯びていく。
制作:ベルナルド・カロ・デ・ソウザ、カノア・イガラシ
引用元
五十嵐カノアのワールド・チャンピオンシップツアーでの舞台裏を記録する「EYE OF THE STORM」最新エピソード34が公開

