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五十嵐カノア、ディフェンディングチャンピオンを撃破してラウンドアップ。「本当に何を探していいのか分からなかった」CT第6戦ブラジル開幕

ブラジル・サクアレマ/プライア・デ・イタウナ(2026年6月19日) — ワールド・サーフ・リーグ(WSL)チャンピオンシップツアー(CT)第6戦「VIVOリオプロ Presented by Corona Cero」がブラジル・サクアレマで開幕。
大会初日は4〜6フィートのクリーンなコンディションの中、男子ラウンド1からオーバーラッピング・フォーマットでスタートを切った。
続けて行われた男子ラウンド2では、ヒート12で前戦エルサルバドルで3位入賞を果たした 五十嵐カノア が、昨年の大会王者であるコール・ハウシュマンと対戦。難しいコンディションの中で勝負強さを発揮し、見事ラウンドアップを決めた。

五十嵐カノアはスタートからライトの波でディープなポジションからバレルをメイク。エンドセクションをメイク出来なかったが4.83をスコアする。
スコアリング・ウェイブを掴めないハウシュマンに対し、カノアはフォアハンドの2ターン・コンビネーションで5.83をスコア。リードを広げていく。
後半に入り、トップスコアを6.40に塗り替えたカノアはヒートスコアを12.23としてヒートをコントロール。
しかし、終盤にハウシュマンはレフトの波で6.00をスコアして、その差を少しづつ縮めていく。そしてニード6.24でハウシュマンはラストウェイブにチャージ。しかしワンターンで逆転はできず。見事カノアがラウンド3へ勝ち上がった。


ヒート後のインタビューでカノアは、「正直かなり苦しいヒートだった」と振り返った。
「作戦としては、プライオリティヒートから少し距離を置いた場所で波を探すことでした。イーサンとアレホがレフトで波に乗っていたので、自分はビーチの別のセクションへ移動してライトの波を探していました」
しかし、実際にラインナップへ出てみると、事前に描いていたイメージとは大きく異なっていたという。

「本当に難しかったです。正直、自分が何を探しているのか分からなくなっていました。
パドルアウトする前には狙いたい波のイメージがあったんですが、実際は全然違っていて、本当に迷っていました。すごくフラストレーションが溜まる展開で、自分自身にもかなり苛立っていました」
それでも勝負を分けたのは終盤の冷静な判断だった。
「残り2分くらいで、コールが6点台のスコアを必要としていることを聞いて、『そうか』と思いました。その時は自分がヒート中だということも忘れるくらいイライラしていたんです(笑)。
最後の波は彼に譲ったんですが、コールは本当に素晴らしいサーファー。自分にはその波のポテンシャルが見えていなかったのに、彼はしっかりスコアにつなげてきました」

最後は逆転を許さず勝利を掴んだものの、カノア自身は決して満足していない様子だった。運よく自分に流れが来ただけだと語った。
エルサルバドルでのセミファイナル進出に続き、ブラジルでも好スタートを切った五十嵐カノア。ランキング争いが激しさを増すシーズン中盤戦において、難しいヒートを勝ち切った経験は大きな意味を持ちそうだ。
サクアレマ特有の予測が難しいビーチブレイクを相手にしながらも、世界トップレベルの対応力を見せたカノア。悲願のCT優勝、そしてランキング上位進出へ向けて、次なるヒートにも注目が集まる。
ラウンド3での対戦相手はオーストラリアのイーサン・ユーイングだ。
ヒート5で日本のコナー・オレアリーは、オーストラリアのモーガン・シビリックと対戦。

コナーは、スタートからフォアハンドのパワフルなターンを決めて5.67をスコア。バックアップを3.63としてヒートをリードした。それに対しモーガンはバックハンドでチャージを見せ4.63をスコアするも、思うような波が見つけられずスコアを伸ばせない。


残り時間1分を切って、ニード4.64でラストウェイブを掴んだモーガンは、バックハンドでフローターでセクションを抜け、ビッグターンをメイク。4.77をスコアして逆転。まさかのブザービーターを食らったコナーは再びR2敗退となった。
スナッパーで準優勝の後、ニュージーランド、エルサルに続くこのブラジルで3試合連続の17位という厳しい結果が続いているコナー。8月のタヒチまでに気持ちを切り替えて、再び素晴らしいサーフィンを見せてほしい。
VIVOリオプロ プレゼンテッド・バイ・コロナ・セロ
VIVOリオプロ プレゼンテッド・バイ・コロナ・セロは、6月19日から27日にかけて、ブラジル・リオデジャネイロのサクアレマで開催される。試合がオンとなればイベントは、WorldSurfLeague.comおよび無料のWSLアプリで配信される。
詳細については、WorldSurfLeague.comをご覧ください。
引用元
五十嵐カノア、ディフェンディングチャンピオンを撃破してラウンドアップ。「本当に何を探していいのか分からなかった」CT第6戦ブラジル開幕


