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レクサスWSLファイナルズで今年の世界王者が決定。9月6日から14日までのウェイティング期間中の1日で開催。
ローワー・トレッスルズ、サンクレメンテ、カリフォルニア、USA(2024年8月29日木曜日) – ワールド・サーフ・リーグ(WSL)は、まもなくレクサスWSLファイナルズで2024年のワールド・チャンピオンを決定する。男子ファイナル5と女子ファイナル5をフィーチャーしたこの優勝決定戦は、2024年9月6日から9月14日までのウェイティング期間中の1日で開催される。
4年目となる2024年のレクサスWSLファイナルズは、これまでで最もエキサイティングな大会となる可能性を秘めている。予選を通過した10人のサーファーほぼ全員が少なくとも2回目の出場となるため、これまでの大会で培った経験が、世界最高峰のサーファー同士の激突をさらに盛り上げることになるだろう。
ファンはこのイベントにさまざまな方法で参加することができる。最も注目すべきは、ローワー・トレッスルズが一般公開されることで、2024年の世界チャンピオンの座を賭けてすべてを賭けて戦う選手たちの姿を一望できることだ。
ファイナル5が決定し全ての準備が整った
今年のファイナル5サーファーは、ハワイ、オーストラリア、ヨーロッパ、タヒチ、アメリカ、フィジーなど、様々な場所で様々な波を経験し、長いシーズンを通して頂点に上り詰めた。ここまでたどり着くには信じ難い努力が必要であり、すべてのサーファーがワールドタイトル争いにベストを尽くすだろう。
予選を通過したサーファーは、いずれも最高レベルに達しており、10人中9人はレクサスWSLファイナルズに出場経験があり、10人全員がオリンピックサーファー。3人が世界チャンピオンで、4人がオリンピックのメダルを獲得している。
ケイティ・シマーズ (USA)はワールド・チャンピオンシップ・ツアー(CT)参戦2年目の今シーズン、第1シードで登場するが、18歳のカリフォルニア出身の彼女は、2023年に勝利し、その後オリンピック金メダルも獲得しているディフェンディング・ワールド・チャンピオンのキャロライン・マークス(USA)を含む強豪との厳しい戦いに臨むことになる。
そしてコスタリカのブリサ・ヘネシー(CRC)、オーストラリアのモリー・ピックラム (AUS)、そしてオリンピック銀メダリストのタティアナ・ウェストン-ウェブ(BRA)が加わる。
男子第1シードのジョン・ジョン・フローレンス(HAW)は2度の世界チャンピオンに輝いているが、唯一ファイナルズに出場したことのないサーファーだ。
念願の3度目の世界タイトルを狙う彼の前に立ちはだかるのは、パリ2024オリンピック・チームメイトであるグリフィン・コラピント (USA)のローカルナレッジ。
そして、オリンピック銀メダリストのジャック・ロビンソン(AUS)とオリンピックチームメイトのイーサン・ユーイング(AUS)はオーストラリア代表として世界タイトルの奪還を目指し、2019年世界チャンピオンでオリンピック金メダリストのイタロ・フェレイラ(BRA)は2018年以降男子の世界タイトルを総なめにしているブラジル代表としてタイトルの保持を目指し、激しい戦いを繰り広げるだろう。
レクサスWSLファイナルズのフォーマットを解説
第4回目となるレクサスWSLファイナルズは、ワールドランキング1位のサーファーがタイトルマッチにダイレクトに出場し、ベスト2・オブ・スリー・ヒートでワールドチャンピオンを決定するという、これまでのイベントと同じフォーマットで行われる。残りのサーファーは、年末のランキングを基にレクサスWSLファイナルズに出場する。
試合は通常のヒート・フォーマットで行われ、2人の選手がそれぞれ1本が10点満点の波で競い合い、乗った波の中で最もスコアの高い2本の波の合計得点(20点満点)での戦いとなる。
第1試合では、グーフィーフッターのブラジル人オリンピックメダリストが、レギュラーフッターのオーストラリア人世界タイトル候補と対戦する。
女子の第1試合では、オリンピック銀メダリストのタティアナ・ウェストン・ウェブ(BRA)がモリー・ピックラム(AUS)と対戦する。
男子の第1試合では、2019年世界王者でオリンピック金メダリストの イタロ・フェレイラ(BRA)と2023年世界2位のイーサン・ユーイング(AUS)の対照的なスタイルが見られる。ウェストン-ウェブ、ユーイング、フェレイラは過去にタイトルマッチまで勝ち上がっており、その経験をそのまま第1ヒートに持ち込むことになる。
第一試合に勝利した者は、マッチ2で世界ランキング3位、女子はブリサ・ヘネシー(CRC)、男子はジャック・ロビンソン(AUS)と対戦する。
第2試合の勝者は世界ランキング2位のサーファーと対戦する。女子は現役世界チャンピオンでオリンピック金メダリストのキャロライン・マークス (USA)、男子はグリフィン・コラピント(USA)だ。
第3試合の勝者は、ベスト・オブ・スリー・タイトルマッチに進み、世界ランキング1位のケイティ・シマーズ (USA)と2度の世界チャンピオンに輝いたジョン・ジョン・フローレンス(HAW)と対戦する。タイトルマッチ3戦中、最初に2勝したサーファーが2024年世界チャンピオンとなる。
ハイパフォーマンス・サーフィンの最高峰、ローワー・トレッスルズ
南カリフォルニア屈指のハイパフォーマンス・ウェイブであるローワー・トレッスルズ(Lower Trestles)は、しばしばサーフィンのスケートパークと形容される。ノースアメリカにおけるサーフィン大会の主要会場のひとつであるこの玉石のピークでは、過去3年間のワールド・チャンピオンを含め、数十年分のチャンピオンが誕生してきた。
ローワーズでは、スピード、パワー、フローといったジャッジ基準のすべてが求められ、サーファーの完全なレパートリーが披露されることも多い。特に波のフローの中でシームレスにつながったラージエアやスピードのあるフルレールターンが最も高い評価を受ける傾向にある。
このブレイクでは、サーファーにライトへ行くチャンスもレフトへ行くチャンスもあり、マニューバーの選択肢は無限にある。通常、ライトの波が主なスコアウェイブだが、ガブリエル・メディーナ(BRA)が2021年に3度目の世界タイトルを獲得した時ように、レフトの波も素晴らしいパフォーマンスを見せるために使われている。
9月3日にサンクレメンテ・サーフナイトを開催
2024年に開催されるレクサスWSLファイナルズに新たに加わるエキサイティングなイベント、サーフ・ナイトは、ワールド・ベスト・サーファーとサンクレメンテ・コミュニティを祝福する、無料で家族向けの集まりである。
9月3日(火)午後5時~午後8時(PDT)、サーフ・ナイトはファンとその家族にヒーローと触れ合う絶好のチャンス。男女ファイナル5に出場する全10名のサーファーが登場するこのイベントは、ワールド・タイトルを争うサーファーたちを祝福する理想的な方法であり、世界王座決定戦が始まる前の思い出に残るサーフィンの一夜を提供する。
レクサスWSLファイナルズ前のサーフナイトについて詳しくはこちら。
2024年CT最終戦:レクサスWSLファイナルズ
レクサスWSLファイナルズは2024WSLチャンピオンシップ・ツアーの最終戦であり、男女トップ5がワールド・タイトルをかけて戦う。大会期間は9月6日(金)に開幕し、2024年9月14日(土)まで。この期間のベストデイ1日を選んで開催。大会の模様はWorldSurfLeague.comと無料のWSLアプリで生中継される。