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「CTフィジー終了、ファイナルファイブの顔ぶれも確定」 – F+
PHOTO: © WSL/Aaron Hughes
F+(エフプラス)
CT最終戦はメンズ、グリフィン・コラピント、ウイメンズ、エリン・ブルックスの優勝で
シーズン終了。ファイナルファイブの顔ぶれも確定した。
まぁ、追い上げられてた人々がなんとなくちゃんと帳尻合わせたというか、そう違和感ないところに着地したというか。
個人的にはガブ行ってほしかったかな。今年はずっと過去のラックを返済している感じというか、なんかいいところでつまずきがちというかだったので、最後ぐらいねぇ、と思ってたけど、最後まで惜しいところでつまずいたシーズンになった。サーフィン的には超うまいなぁ、と思うんだけど……。
リオ・ワイダ、インドネシア人初のCTファイナル。確かにバリに似た波ではあったけど、ウルトラ快進撃で2位、ランキングもトップテン内の9位になった。本当に日本で試合とかしていたころとはサーフィンが別人。そのころ一緒に試合に出ていた日本人選手たちは相変わらずCSとかQSとかで伸び悩んでるわけだけど、なんだろうね、ほんと進化しない感じ。何度も言うようだけど、サーフィン変わらないもんな。まぁ、これ昔からのことなんだけど、世界の進化のスピードに全く追いつけない感じがずっと続いている日本のサーフコンペシーンだと思う。
ワイルドカードながら女子優勝のエリン・ブルックスとか、まだ17歳ですよ。なみのり甲子園世代(笑)。17歳であのサーフィンができる日本人女子を私は知らないし、近い将来そうなるだろうと思われる選手もいないかなぁ、と思う。若くして出来上がってる選手はいるだろうけど、それを壊してそのひとつ上のレベルを目指すということをしないので、サーフィンは変わらずにその小さな世界の中で上達していくだけだ。
破壊、新生、ステップアップの繰り返しで世界は進んでいるし、それはCTに入っても続くわけで、殻を破って脱皮しないとね、でかくなれないわけよ。今、勝てるところで勝ってるからいいって話ではないわけ。でも勝てればそれなりに満足しちゃうってのが、典型的な日本人選手なんだろうな。勝てなくても挑戦はだらだら続くし。
さてファイナルズ、メンズはイーサン・ユーイングとイタロの対決でスタートするわけだけど、なんか今シーズンいろいろノッてる感じのイタロはちょっと行きそうな感じもある。次のジャック・ロビンソンはロウワーのファイナルズではあっさり負けがちなのでどうなんだろう。2位のグリフィンは今年こそ地元サンクレメンテで逆転タイトルと行きたいところ。ジョンジョンは普通にいけば普通に勝てるだろうけど、ここ数年の女子の逆転劇を考えると油断はならない。