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男子U18キャプテン渡邉壱孔と男子U16足立海世がファイナルデイに勝ち上がる。日本暫定5位をキープ。

サーフ・シティ・エルサルバドル – 2024年5月11日

2024年サーフ・シティ・エルサルバドルISAワールド・ジュニア・サーフィン・チャンピオンシップ8日目。ラ・ボカナは3~4フィートのコンディションでスケートパークのような様相を呈し、エル・スンザルのライト・ポイントブレイクは攻め応えのあるロングウォールを提供し続けた。

 

男女U16、U18の4部門すべてでメインイベントのセミファイナルとリパチャージ・ラウンド6、7、8が終了し、441名のうち32名が残り、大会も大詰めを迎えている。

 

Highlights – Competition Day 8 – 2024 Surf City El Salvador ISA World Junior Surfing Championship

 

 

オーストラリアはチームランキングで大きくリードを広げ、現在2位のハワイに2500ポイント近い差をつけている。ハワイはフランスに300ポイント差をつけており、4位スペイン、5位日本との差はわずか16ポイント。

 

デーン・ヘンリー(チーム・オーストラリア)/ Photo: Pablo Jimenez

 

ボーイズU/18ラウンド5は、ラ・ボカナのライツに風が吹き始め、デーン・ヘンリー(AUS)のビデオゲームモードが発動。高さのあるエアリバースで8.77をスコアすると、バックフリップのニアメイクで、17歳の彼はまたもやジャイアント・スコアを獲得。彼の2ウェイブ・トータル16.20は、このイベント3つめのエクセレント・ヒート・トータルとなった。

 

イーデン・ウォラ、チームUSA / Photo: Pablo Jimenez

 

USAのイーデン・ウォラは、今大会2度目となる17点台のヒートトータルを記録。2023 U16の銅メダリストである彼女は、8.17でオープニングを飾ると、9.17をスコアして2ウェイブ・トータルは今日の最高点となる17.34となった。

 

「8でスタートした時は最高の気分です。このような波はホームでたくさんサーフしているので、本当に心地よく感じるし、まるで南風の日のローワーズ(トレッスルズ)のレフトのようです。誰もいない日に弟と波の取り合いをしているような感じ。このままプッシュし続け、金メダルを目指したいと思っています」。

 

がんばれ!波乗りジャパン

 

大会も開始から8日目となり、この長丁場を戦い続ける精神力と体力が試されるISAもいよいよ大詰め。明日の最終日に勝ち残るため、リパチャージ・ラウンドを何度も戦い続けた波乗りジャパン。本当に頑張った。

 

男子U16足立海世がリパチャージ9進出

 

足立海世 Credit: ISA / Jersson Barboza
足立海世  Credit: ISA / Pablo Franco

 

本日の波乗りジャパンは、エル・スンザルで男子U16リパチャージ6、H3の足立海世のヒートからスタート。

足立はスタートを出遅れたものの、3.57と3.03をスコアして3位のポジションをキープ。しかし残り時間は4分を切って、波を掴むもワイプアウトして追い込まれてしまう。

ニードスコア4.13のままで残り時間は1分を切った。最後のチャンスを掴んだ足立は、カービングターンからのカットバックのコンビネーションでコンプリート。ラストライドで7.00をスコアして、大逆転で2位に入りリパチャージ7へ勝ち進んだ。

 

 

会場がラ・ボカナに移った男子U16リパチャージ7では、足立はレフトのビッグセットにチャージし、5.90と4.77を揃えてトップに。最後は逆転されるも2位でラウンドアップ。

 

リパチャージ8では、5点台を2本揃えてヒートをリードした足立。ヒート後半にメキシコの選手に逆転されて2位となるも7.33をスコアして、逆転し首位に返り咲く。最終的に逆転されるも2位でリパチャージ9進出。いよいよグランドファイナルが見えてきた。

男子U18渡邉壱孔がラウンド6進出。

 

渡邉壱孔 Credit: ISA / Pablo Jimenez

 

ラ・ボカナでは、男子U18リパチャージ6に続き、男子U18メインラウンド5がスタート。H1にキャプテン渡邉壱孔が登場。ヒートは開始早々にハンス・オドリオゾラとサイモン・ウインターが同じ波を取り合い接触。二人ともノン・プライオリティ・インフェアランスを取られる思わぬ展開に。

 

ヒートはパーフェクト10男の一人舞台。デーン・ヘンリー(AUS)のビデオゲームモードが発動し、高さのあるエアリバースで8.77をスコア。7.43もスコアして2位以下の選手をコンビネーションに追い込んでの圧勝。

渡邉はしっかりと仕事をして5.73と5.43を揃えて2位でラウンドアップ。リパチャージに回ることなく、明日のラウンド6へ勝ち残った。

 

 

渡邉壱孔 Credit: ISA / Pablo Franco
渡邉壱孔 Credit: ISA / Pablo Jimenez

 

エルスンザルでは、女子U16リパチャージ6に続き、女子U18リパチャージ6ヶ行われ、H1に松野杏莉、清水ひなの H2に池田美来が登場。

 

松野杏莉 Credit: ISA / Pablo Jimenez

 

松野と清水のヒートは、オーストラリアのミラ・ブラウンが6.67をスコアしてヒートを開始。キレのあるターンを披露する松野もそれに対して5.50をスコア。続けて3.27をスコアしてトップに躍り出る。清水は波を選びきれずスコアを伸ばせない。

 

清水ひなの  Credit: ISA / Jersson Barboza

 

後半に入り、ブラウンが4.67をスコアして逆転トップに。松野はバックアップスコアを4.67まで上げて2位でラウンドアップ。清水はラストライドで5.07をスコアすも惜しくも3位で敗退。今大会13位となった。

 

3人ヒートの女子U18リパチャージ7へ勝ち進んだ松野、ラ・ボカナのレフトでもブレのない安定感のサーフィンを披露。6.60と4.33をスコアして2位でアップ。リパチャージ8まで勝ち進むも3位で敗退、今大会は9位でフィニッシュとなった。

 

 

池田美来 Credit: ISA / Jersson Barboza
池田美来 Credit: ISA / Jersson Barboza

 

池田のヒートは、スペインのアネット・エチャバリ がビッグセットにチャージして5.00をスコアして開始。池田も伸びのあるターンでクリティカルなポジションで板を切り返し大きなスプレーを上げ5.57をスコア。

 

エチャバリはセカンドスコアで9.17をスコアして、ヒートをリード。池田もバックアップ4.10をスコアして2位のポジションを固める。

 

しかし残り5分でコスタリカのレイチェル・アギーレがバックハンドで6.50をスコア。4位から2位にジャンプアップ。3位に追い込まれる池田は、ラストライドに勝負をかけたが5.73と僅かに届かず。池田は惜しくもここで敗退。13位でフィニッシュとなった。

 

池田美来 Credit: ISA / Pablo Franco

 

石井有沙 Credit: ISA / Pablo Jimenez
石井有沙 Credit: ISA / Pablo_Franco
石井有沙

 

ラボカナでは、女子U18メインラウンド5、男子U16メインラウンド5に続き、女子U16メインラウンド5ではH2に石井有沙が登場。ヒートはアメリカのイーデン・ワラがシャープなバックハンドを披露してエクセレントの8.17をスコアして開始。

 

石井は後半に入りバックハンドでチャージするが、セカンドターンでスタック。スコアを伸ばせない。イデーンは更に9.17をスコア。トップを独走して、以下の選手をコンボに追い込んで圧勝。石井は4位でリパチャージ8へ回った。

 

リパチャージ8では、石井はバックハンドでチャージしてヒート後半は2位のポジションを確保。残り5分で5.07をスコアしてトップに躍り出る。しかし、残り2分で3位のペルーの選手が8.33をスコアしてトップへ。スペインの選手も逆転して石井は3位となり、惜しくもラウンドアップならず。3位で敗退で今大会9位と言う結果となった。

しかし海外での試合が初めてだったという石井は大健闘。今後の活躍に期待したい。

 

 

 

競技は明日午前7時(現地時間)にラ・ボカナで開催されるボーイズU/16リパチャージ・ラウンド9から再開される予定。現地時間の 2024年5月12日7時0分 は、日本時間の 2024年5月12日22時0分です。

 

ISAワールド・ジュニア・チャンピオンシップ日本代表出場選手12名

U18男子
長沢侑磨33位、小野里弦65位、渡邉壱孔

U16男子
髙井汰朗33位、岡野漣29位、足立海世

U18 女子
松野杏莉9位、池田美来13位、清水ひなの13位

U16 女子
石井有沙9位、森舞果49位、高橋花音33位

 

●大会名称 2024 ISA World Junior Surfing Championship
●開催期間 2024年5月3日(金)~12日(日)

●開 催 地 Surf City El Salvador El Sunzal/La Bocana

●主 催 International Surfing Association

 

大会スケジュール

5月2日 – 記者会見
5月3日 – 開会式
5月4日~12日:競技日
5月12日 決勝終了後、閉会式

 

大会期間中は下記にて随時経過や結果が更新されます。

引用元
男子U18キャプテン渡邉壱孔と男子U16足立海世がファイナルデイに勝ち上がる。日本暫定5位をキープ。

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