テイクオフのパドリングは、力まないリズムとバランスです。
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五十嵐カノアはグリフィン・コラピントとビッグヒートを演じ5位でフィニッシュ。男女ベスト4が決定。
プンタ・ロカ、ラ・リベルタッド、エルサルバドル(2022年6月16日木曜日)-ワールド・サーフ・リーグ(WSL)2022チャンピオンシップ・ツアー(CT)の第7戦「サーフ・シティ・エルサルバドル・プロ Presented by Corona」は大会2日目。
3~4フィートの波の中、オーバーラップフォーマットを使って、男子エリミネーション・ラウンド2からスタート。男子ラウンドオブ16、そして男女共クオーターファイナルを完了した。
コンペティションは男女ベスト4が決定。WSLは明日のファイナルデイの可能性を示しており、ネクストコールは現地時間の午前6時45分(現地時間)、午前7時5分(日本時間の 2022年6月17日22時5分)スタートの可能性がある。
現在の世界ランキング4位の五十嵐カノアは、ラウンドオブ16のR3で、敗者復活戦を勝ち上がったルーキーのジェイク・マーシャルと対戦。得意のフォアハンド・エアリバースで得点をあげて、マーシャルに付け入る隙を与えずにクオーターファイナルへ勝ち上がった。
クオーターファイナルでは、子供の頃からカリフォルニアで切磋琢磨してきたグリフィン・コラピントと対戦。
この戦いで2人は3つのエクセレントスコアをマークするビッグヒートを展開。その中でコラピントの完璧なヒートトータル17.60で勝利を手にした。
カノアはスタートからストレートエアを成功させ、6.67をスコアしてヒートを開始。それに対しコラピントは8.50というエクセレントで反撃する。
さらに攻撃の手を緩めないカノアは、ポケットで急激に板を切り返す得意のスラッシュバックのコンビネーションで7.33 をスコア。ヒートをリード。コラピントも8.50というエクセレントを6.00でバックアップ。猛攻を繰り返して、トップをカノアから奪い取る。
そんな攻撃に動じないカノアは、そこに入ったビッグセットに猛チャージを見せる。大きなスプレーをあげるビッグカーヴングのコンビネーションで8.87というエクセレントをスコア。大逆転を決める。
ヒート残り時間10分を切ってコラピントがビッグセットで満身の力を込めたフルパワーのレールサーフィンを披露。クリティカルセクションでのメジャーマニューバーで9.10マークしたコラピントは、再びリードを取り戻した。
カノアはニード8.74と追い込まれ、ラストで逆転に向けた素晴らしいパフォーマンスを見せたものの、タイムアップ。しかし両者共に素晴らしいパフォーマンスが披露された圧巻のヒートに「今年のベストヒート?」とまで言われ、多くの賞賛が送られた。
「このようなコンディションで、カノアとのヒートを出来るのは、かなりクレイジーです」とコラピントは言った。
「彼と僕は若い頃からライバルで、何度も対戦しているので、夢のような時間でした。彼は僕のことを分かっているから、僕にとっては本当に特別なヒートだったし、彼にとっても特別なヒートだったと思う。2人ともビッグスコアを出して、戦うことができて嬉かったです」 と語った。
カノアも、このヒートに関して自身のSNSでコメント。「このヒートは最高です。このパーフェクトなキャンバスを与えてくれたプンタ・ロカに感謝します。楽しいヒートをありがとう、@griffin_cola ! 今回はクオーターファイナルでフィニッシュ。次の試合に進みます。」
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オープニング・ランドを2位でラウンド2の敗者復活戦へと回ったコナー・オレアリーは、これまで負け続けたサミュエル・プポを破りラウンドオブ16進出。イタロ・フェレイラと対戦で最後の波で8.1をスコアするも惜しくも敗退となった。
世界No.1のカリッサ・ムーアは、2022WSLシーズン・ワイルドカードのキャロライン・マークスに敗退。
5度のWSLチャンピオンで、現在のCTランキング・リーダーであるカリッサ・ムーア(HAW)は、2022年WSLシーズン・ワイルドカードのキャロライン・マークス(USA)に大敗し、競技から姿を消した。
マークスは、ビラボン・プロ・パイプラインの後、6つのイベントでコンペティションから離れ、ここエルサルバドルでコンペティションに復帰。マークスは昨日、世界No.2のブリサ・ヘネシー(CRI)を下している。
一方で、ステファニー・ギルモア(AUS)とレイキー・ピーターソン(USA)は、今日の勝利でWSLファイナル5への戦いに向けて強いポジションを得た。
男子セミファイナルは3名がブラジリアン。
今回のエルサルバドルで久々に猛威を振るっているブラジリアン。グリフィン・コラピント(USA)を除く、ガブリエル・メディーナ(BRA)、フィリッペ・トリード(BRA)、イタロ・フェレイラ(BRA)というブラジルの3トップが顔を揃える。
3度のWSLチャンピオンで2022年WSLシーズン・ワイルドカードのガブリエル・メディーナ(BRA)は、CTシーズンの最初の5イベントを欠場したにもかかわらず、WSLファイナル5をメイクするミッションに立ち向かっている。
ほとんどのコンペティターにとって、この目標は手の届かないものに思えるが、メディーナのここでの勝利することになると、ワールド・タイトル争いの脅威となることだろう。
クオーターファイナルで世界ランキング2位のジャック・ロビンソン(AUS)に勝利し、クイックシルバープロGランドで5位となった彼は、既に弾みをつけている。メディーナはセミファイナルでグリフィン・コラピント(USA)と対戦することになる。
世界No.1のフィリッペ・トリード(BRA)は、ルーキーのカラム・ロブソン(AUS)に対し、ヒート・トータル16.67としてコンビネーションで圧勝。今年4度目のセミファイナル進出という素晴らしい成績を続けている。
そのパフォーマンスの直後、2019 WSLチャンピオンのイタロ・フェレイラ(BRA)は、絶好調の現世界5位のイーサン・ユーイング(AUS)に終盤に追い込まれたが、8.67を記録して再びリードし、セミファイナル進出を果たした。
イベントワイルドカードと怪我人のリプレイスにとっては厳しい一日となり、今日の競技では軒並み敗退となった。トライアル優勝者のブライアン・ペレス(SLV)は早々に敗退し、ヤゴ・ドラ(BRA)、ジョシュ・バーク(BRB)、カルロス・ムニョス(CRI)、サリー・フィッツギボンズ(AUS)らも同様に敗退となった。
サーフ・シティ・エルサルバドル・プロ女子クオーターファイナル結果。
HEAT1:ジョアン・ディフェイ(FRA)15.60 DEF. サリー・フィッツギボンズ(AUS)11.00
HEAT2:レイキー・ピーターソン(USA)12.77 DEF. コートニー・コンローグ(USA)12.43
HEAT3 キャロライン・マークス(USA)14.03 DEF. カリッサ・ムーア(HAW)11.56
HEAT4:ステファニー・ギルモア(AUS)16.20 DEF. イザベラ・ニコルズ(AUS)12.66
サーフ・シティ・エルサルバドル・プロ・ウイメンズ・セミファイナル・マッチアップ。
HEAT1:ジョアン・ディフェイ(FRA)対レイキー・ピーターソン(USA)
HEAT 2:キャロライン・マークス(USA) vs. ステファニー・ギルモア(AUS)
サーフ・シティ・エルサルバドル・プロ・メンズ・ラウンドオブ16の結果。
HEAT1:ジャック・ロビンソン(AUS)17.76 DEF. ジャクソン・ベイカー(AUS)15.17
HEAT 2:ガブリエル・メディーナ(BRA)16.00 DEF. カイオ・イベリ(BRA)11.23
HEAT 3:五十嵐カノア(JPN)10.73 DEF. ジェイク・マーシャル(USA)7.10
HEAT 4:グリフィン・コラピント(USA)13.67 DEF. ジョーディ・スミス(ZAF)10.83
HEAT 5:フィリッペ・トリード(BRA)14.66 DEF. ヤゴ・ドラ(BRA)11.33
HEAT 6:カラム・ロブソン(AUS)11.83 DEF. バロン・マミヤ(HAW)8.30
HEAT7:イーサン・ユーイング(AUS)15.27 DEF. マシュー・マクギリブレイ(ZAF)12.94
HEAT 8:イタロ・フェレイラ(BRA)14.73 DEF. コナー・オレアリー(AUS)13.43
サーフ・シティ・エルサルバドル・プロ・メンズ・クォーターファイナル結果。
HEAT1:ガブリエル・メディーナ(BRA)12.50 DEF. ジャック・ロビンソン(AUS)6.50
HEAT 2:グリフィン・コラピント(USA)17.60 DEF. 五十嵐カノア(JPN)16.20
HEAT3 フィリッペ・トリード(BRA)16.67 DEF. カラム・ロブソン(AUS)10.57
HEAT 4:イタロ・フェレイラ(BRA)17.47 DEF. イーサン・ユーイング(AUS)16.10
サーフ・シティ・エルサルバドル・プロ・メンズ・セミファイナル・マッチアップ。
HEAT1:ガブリエル・メディーナ(BRA)対グリフィン・コラピント(USA)
HEAT 2:フィリッペ・トリード(BRA)vs.イタロ・フェレイラ(BRA)