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中塩佳那が今大会の最高得点をマークしSF進出。川瀬心那9位。ワールド・ジュニア・チャンピオンシップ4日
ウルビズトンドビーチ、サンフアン、ラウニオン、フィリピン(2025年1月17日金曜日)— ワールド・サーフ・リーグ(WSL)ワールド・ジュニア・チャンピオンシップ・プレゼンテッド・バイ・TPB・フィリピンは大会4日目。4フィートから6フィートのクリーンな波が用意され、女子ラウンドオブ16と男女のクオーターファイナルまで終了。男女ベスト4が確定した。
女子ラウンドオブ16では、H5で川瀬心那(JPN)がシエラ・カー(AUS)と対戦。H7で中塩佳那(JPN)がエリー・ハリソン(AUS)と対戦した。
世界ジュニア・チャンピオンのシエラ・カーはスタートから圧倒的なサーフィンで川瀬にプレッシャーをかける。そして8.33と7.23というエクセレントなスコアをまとめ、川瀬はコンビネーションに追い込まれる。シエラは最終的にヒートトータル15.56というスコアで圧勝しQF進出。川瀬は9位でフィニッシュとなった。
中塩佳那はオーストラリアの強豪エリー・ハリソン(AUS)に対し、スタートからワンターンで5.00をスコア。続けてフルレールのカーヴィングのコンビネーションで5.33をスコアしてヒートをリード。ハリソンを引き離していく。
後半にはレイトテイクオフから、クリティカルなターンへと繋ぎ、クローズセクションでは完全にスープの中に消えてしまうほどトリッキーなビッグリエントリーを見事メイク。エクセレントな7.83をスコア。ヒート終盤のハリソンの追い上げを振り切り、中塩がクオーターファイナル進出を決めた。
「凄くタフなヒートで、あの7.83もコケちゃったなって思っていたんですけど、メイクできて、自分に勝利の女神が付いているなって思っているので、この勢いでクオーターファイナルも頑張ります」と中塩佳那が語った。
クオーターファイナルでは、ブラジルのラウラ・ラウプ(BRA)と対戦した中塩佳那。ヒートは両者とも高得点をマークしてスタート。
中塩はレイト気味にテイクオフし深いボトムターンからソリッドなターンからフルレールのカーヴィング。
そしてR16で7.83をスコア時と同じポジションでビッグリエントリーをメイクし、8.83という今大会の最高得点となるエクセレント・スコアをマーク。中塩は乗るべき波が見えているようだ。
ラウラは7.17に続き5.17をスコアしてヒートをリード。中塩はじっくりと波を待つ。後半に入りセット波を掴んだ中塩はフルレールのカーヴィングとリエントリーのコンビネーションで6.17をスコアして大逆転。ラウラをニード7.84と追い込む。
昨年のWJCでも二人は対戦しているが、その時は中塩が敗退していた。波数が減る中、優先権を持ってセットを待つ中塩に対して、ラウラはインサイドで波に乗るがスコアは伸びない。ヒート終盤に7.57をスコアして追い上げるラウラだったがそこまで。
完璧なヒート運びで見事リベンジを果たした中塩がセミファイナルへ勝ち進んだ。
セミファイナルで中塩佳那は、シエラ・カーを破ったジャイアントキラーのアリーナ・ロドリゲス(PER)と対戦する。がんばれ!中塩佳那!
「対戦相手の最後の波を乗せてしまって、歓声も聞こえてドキドキだったんですけど、1本目で良い波乗れてスコアできて勝てたので良かったです。明日はもっと気合い入れて自分のライディングして、優勝目指して頑張るので応援よろしくお願いします。」
女子のセミファイナルヒート1はルアナ・シルバとロジー・スマート。ヒート2で中塩佳那がアリーナ・ロドリゲス(PER)と対戦。
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2024年WSLワールド・ジュニア・チャンピオンシップ・プレゼンテッド・バイ・TPBフィリピンは、2025年1月19日まで大会ウィンドウを開催する。この大会は、WorldSurfLeague.comおよび無料WSLアプリでライブ配信される。