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「ノーズライダー 9’9″」にどんなものがあるか見てみる>ノーズライダー 9’9″
エクセレントなJベイで男子ベスト8、女子ベスト4が決定。第9戦「コロナ・オープンJベイ」2日目
ジェフリーズ・ベイ、東ケープ、南アフリカ(2022年7月14日木曜日) – ワールド・サーフ・リーグ(WSL)2022チャンピオンシップ・ツアー(CT)の第9戦「コロナ・オープンJベイ」は、世界的に有名な南アフリカ東ケープのジェフリーズ・ベイで素晴らしいコンディション大会2日目を終了。
クリーンな4~8フィートのコンディションで、男子エリミネーション・ラウンド2、男子ラウンドオブ16、女子クオーターファイナルまでが行われた。
ライトハンドのキャンバスはサーファーに素晴らしいパフォーマンスの機会を与えたが、この日はドラマや番狂わせがないわけではなかった。特にカリッサ・ムーアのクオーターファイナル・ヒート、世界ランキング1位のフィリッペ・トリードを下したヤゴ・ドラ、そしてステファニー・ギルモアとジョーディ・スミスのJベイマスターとも言われる彼らの演技は見逃せない。
世界ランキング1位のムーアは、悪夢のようなヒートスタートにも関わらずラウンドアップ。
カリッサ・ムーア(HAW)は、キーホールからのパドルアウトのタイミングを誤り、ビッグ・クリーンアップ・セットが彼女の真上でブレイクするという悪夢のクオーターファイナル・スタートとなった。
彼女のボードは真っ二つに折れ、キャロライン・マークス(USA)とのヒートでパドルアウトする前に、泳いで戻り、バックアップボードを取り戻るためにビーチを走らなければならなかった。
5度の世界チャンピオンである彼女は、オープニング・ライドで6.67(10点満点)を出し、ようやく緊張を解き放ち、マークスは2つのローレンジのスコアしか出せなかったが、僅差でリードしていた。ムーアは、終了間際にセットウェーブを辛抱強く待ち、ヒートのベストウェーブを掴んでセミファイナルに進出した。
「あのような事が起こった後、リセットするのはかなり難しいです。」とムーアは言った。「自分はビーチを走っていて、チーム全員がそこにいた。ヒート中は様々なことが起こりますが、それは母なる自然であり、キャンバスは常に変化しているので、順応していくしかありません。
キャロラインがスコアを出していなかったので、ゼロから始めたようなものでした。時間が残り少なくなり、2.26が必要だったので、1ターン半やればいいと思っていたら、あの波が来て本当に感謝しています」。
7タイム・ワールド・チャンピオンのステファニー・ギルモア(AUS)は、ライトハンドのポイントブレイクで優位性を示し続け、クオーターでルーキーのガブリエラ・ブライアン(HAW)を破った。ギルモアは、Jベイのラインナップの中から最高の波を選び、パーフェクトなサーフィンを披露。2つのビッグスコアを叩き出し、セミファイナルへの勝ち上がった。
また2つのCTイベントを欠場したタイラー・ライト(AUS)は、好成績に飢えており、スーパーチューブで世界No.2のジョアン・ディフェイ(FRA)を下してセミファイナル進出を決めた。
この日の最終ヒートではブリサ・ヘネシー(CRI)を破り、女子ドローの中で最大のパフォーマンスを見せたタティアナ・ウェストン・ウェブ(BRA)がセミファイナリストに加わることになった。ブラジリアンは、ダブル・オーバーヘッドの波のアンダーザリップでクリティカル・ターンをして、パーフェクトに近い9.27(10点満点)をスコア。バックアップ7.93でラウンドアップを決めた。
世界No.1のフィリッペ・トリードがラウンドオブ16で敗退
ヤゴ・ドラ(BRA)は、コロナ・オープンJベイで2度優勝しているフィリッペ・トリード(BRA)をラウンドオブ16で退けて、番狂わせを引き起こした。2022年の怪我人リプレイスであるドラは、ヒートのほとんどでビハインドとなっていたが、彼は3つのビッグバックハンドターンをメイク。さらにインサイドでスーパーディープなバレルをメイク。
そのライディングにジャッジパネルはパーフェクトに近い9.50を与え、ドラはクオーターファイナルに進み、2018年のJベイ優勝者であるトリードは9位でフィニッシュとなった。
「あの波は信じられないくらいでした 」とドラは言った。「スコアが必要だと分かっていたので、少しナーバスになっていましたが、波を得た時、これはチャンスだと思いました。結局2本のバレルをゲットして、ベストを尽くして最後のバレルから抜け出せたので、とても嬉しかった。逆転できたと思いました。正直言ってあまり経験が無いのですが、この場所と波が大好きなんです。」
男子では、世界No.2のジャック・ロビンソンがクオーターファイナルまで勝ち進み、11Xワールドチャンピオンのケリー・スレーターを撃破。
カレント・ワールドNo.2のジャック・ロビンソン(AUS)は、11タイム・ワールド・チャンピオンのケリー・スレーター(USA)を倒すために、最後まであらゆる手段を講じなければならなかった。
ヒートは終盤まで非常に緊迫したゲームとなった。最後の最後で、これまでのイベントで最も深いチューブを見つけ、ファイナルスコア9.10を記録してクオーターに進出を果たした。
また朝のエリミネーション・ラウンドで、コロヘ・アンディーノ(USA)を相手に、8ポイントを超えるエクセレントなスコアを2つ出し勝利したのは、地元の大声援を味方につけたジョーディ・スミス(RSA)。
その勢いのまま午後に入り、9.07と7.70のトータルスコア16.77(20点満点中)でグリフィン・コラピント(USA)に圧勝し、クォーター進出。スミスは2010年と2011年にJベイで連勝しているが、最後に優勝したのは5年前で、今週は表彰台に返り咲くことを狙っている。
コロナ・オープンJベイ・メンズ・エリミネーション・ラウンド2結果。
HEAT1: フィリッペ・トリード(BRA)14.33 DEF. ジョシェ・フォークナー(ZAF)6.76
HEAT 2:ミゲル・プポ(BRA)12.30 DEF. セス・モニーツ(HAW)11.66
HEAT 3:イタロ・フェレイラ(BRA)13.34 DEF. ルーク・トンプソン(ZAF)11.84
HEAT 4:カイオ・イベリ(BRA)14.07 DEF. ジェイク・マーシャル(USA)11.83
HEAT 5:グリフィン・コラピント(USA)15.00 DEF. ジャドソン・アンドレ(BRA)11.03
HEAT 6:ケリー・スレーター(USA)12.26 DEF. バロン・マミヤ(HAW)9.23
HEAT7:カラム・ロブソン(AUS)12.93 DEF. ジャクソン・ベイカー(AUS)10.40
HEAT 8:ジョーディ・スミス(ZAF)16.93 DEF. コロヘ・アンディーノ(USA)14.80
コロナ・オープンJベイ・メンズ・ラウンド・オブ16結果。
HEAT1:ヤゴ・ドラ(BRA)15.17 DEF. フィリッペ・トリード(BRA)12.83
HEAT 2:ジャック・ロビンソン(AUS)15.77 DEF. ケリー・スレーター(USA)12.87
HEAT 3:サミュエル・プポ(BRA)16.94 DEF. カラム・ロブソン(AUS)11.00
HEAT 4:イタロ・フェレイラ(BRA)17.64 DEF. ナット・ヤング(USA)14.74
HEAT 5:五十嵐カノア(JPN)16.26 DEF. カイオ・イベリ(BRA)11.77
HEAT 6:コナー・オレアリー(AUS)12.77 DEF. ミゲル・プポ(BRA)11.97
HEAT7:ジョーディ・スミス(ZAF)16.77 DEF. グリフィン・コラピント(USA)7.27
HEAT 8:イーサン・ユーイング(AUS)15.76 DEF. マシュー・マクギリブレイ(ZAF)14.00
コロナ・オープンJベイ・メンズ・クオーターファイナル・マッチアップ。
HEAT1:ジャック・ロビンソン(AUS)対サミュエル・プポ(BRA)。
HEAT 2:イタロ・フェレイラ(BRA)対五十嵐カノア(JPN)
HEAT 3:ヤゴ・ドラ(BRA) vs. コナー・オレアリー(AUS)
HEAT 4:ジョーディ・スミス(ZAF)vs.イーサン・ユーイング(AUS)
コロナ・オープンJベイ女子クォーターファイナル結果。
HEAT1:タイラー・ライト(AUS)14.00 DEF. ジョアン・ディフェイ(FRA)11.76
HEAT 2:ステファニー・ギルモア(AUS)16.26 DEF. ガブリエラ・ブライアン(HAW)12.17
HEAT3 カリッサ・ムーア(HAW)14.50 DEF. キャロライン・マークス(USA)8.93
HEAT 4:タティアナ・ウェストン・ウェブ(BRA)17.20 DEF. ブリサ・ヘネシー(CRI)13.67
コロナ・オープンJベイ女子セミファイナルのマッチアップ。
HEAT1:タイラー・ライト(AUS) vs. ステファニー・ギルモア(AUS)
HEAT2:カリッサ・ムーア(HAW)対タティアナ・ストン・ウェブ(BRA)