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明日のファイナルデイを前に日本チームは惜しくも全員敗退。暫定10位へ。ISAワールド・ロングボード・チャンピオンシップ大会5日目

サーフ・シティ・エルサルバドル – 2026年10月21日
2026年サーフ・シティ・エルサルバドルISA世界ロングボードチャンピオンシップ(WLC)の5日目は、試合が急速に進む中、ファイナルデーの出場者が決定した。
エル・スンザルではまたしても素晴らしい朝を迎え、世界トップクラスのロングボーダーたちがパフォーマンスを披露するのにふさわしい、3~5フィートのクリーンなスウェルが現れた。
両部門のメインラウンド準決勝(ラウンド4)に加え、リパチャージ4、5、6も終了した。

フランスはチームランキングの首位を維持し、この日5ランク上昇して2位に浮上したアメリカを単独でリードしている。
ファイナルデーに3人のサーファーを送り込んだのは、この2チームのみだ。ペルーも5ランク上昇して3位に浮上し、ブラジルとオーストラリアがトップ5を締めくくった。
日本は全員が敗退となり、暫定10位という厳しい結果を受け入れることとなった。
アリス・リモインが女子部門で最高のパフォーマンスを披露

アリス・リモイン(FRA)は、女子メインラウンドで最高となるHEAT合計15.50をスコアし、同じく3度のメダル獲得者であるクロエ・カルモン(BRA)、現在のWSLロングボードツアーランキングナンバー1のアヴァロン・ガル(USA)、そしてベテラン選手のエミリー・カリー(GBR)が名を連ねた激戦の準決勝を制した。
リモインは、2度のISA世界ロングボード選手権優勝と2025年の銀メダルをもたらした、あの定番のスタイルを発揮した。
長く粘り強いノーズライドと、長いウォールでの力強いレールワークを織り交ぜ、30歳の彼女は7.00でスタートし、その後、今大会の女子部門で最高となるシングルウェイブ・スコア8.50を記録し、再び同部門のトップパフォーマンスを飾った。
「ロングボードには最高の波だから、一本一本の波を楽しんでいます」とリモインは語った。「良い波をキャッチして、本当に素晴らしいサーフィンを披露できてとても嬉しいです。私のヒートにはセットも波もたくさんあったから、本当に満足しています」
ガルは終了間際に波をキャッチし、リモインに次ぐ2位で勝ち上がった。これにより、カリフォルニア出身のガルは、特にブラジリアンのカルモンがリパチャージで敗退したことを受け、リマ2027パンアメリカンゲームズ出場権争いにおいてカルモンに対して優位に立った。

続く準決勝もリマ2027に向けて大きな意味を持つものとなった。マッチアップする4人のサーファーのうち3人、エストーリア・マルティネス(PUR)、リア・ディアス(CRC)、ケイトリン・ミッケルセン(USA)が、出場権争いの真っ只中にいたからだ。
HEATの終盤に激しい攻防が繰り広げられ、マルティネスが2023年サンティアゴ大会の銅メダリストであるディアスに勝利した。これにより両者ともメインラウンド決勝に進出し、ミッケルセンとシヴェ・ジャラード(ASA)はリパチャージに回ることとなった。
この結果、マルティネスとディアスはリマ2027への出場権を確保した。一方、ミッケルセンとガルの明日の対戦において、順位が上位のサーファーが、チームUSAから出場権を獲得することになる。
クロエ・カルモン(BRA)は、パンアメリカン・サーフィン協会(PASA)による再配分を経て、リマ2027に暫定でクオリファイした。スルフィール・ギル(ARG)も同様だ。
メインラウンド2でメインドローから脱落したものの、2023年サンティアゴ大会金メダリストのマリア・フェルナンダ・レイエス(ペルー)はリパチャージを通じて戦いを続け、この日の3ヒート目で15.43というソリッドなヒート合計スコアを記録した。
レイエスはリマ2027への直接クオリファイの可能性を残しており、ペルーがホスト国として割り当てられた男子1枠、女子1枠も、大会出場のもう一つの潜在的なルートとなる。
もしエルサルバドルで出場権を獲得できなかった場合、彼女の出場可否は、ペルーオリンピック委員会(NOC)が彼女に開催国枠を付与するかどうかによって決まる。
男子メインラウンドの決勝進出者を決定
男子準決勝は、ハイタイドでチャンスが減り、対照的な展開となった。ヒート1では、エドゥアール・デルペロ(FRA)、サム・クリスチャンソン(RSA)、塚本将也(JPN)、ルイ・マルシゼ(FRA)の4人のサーファーが、合計でわずか7本の波しか乗れなかった。
クリスチャンソンがHEATの冒頭で獲得した2つの低いスコアが、6分経過するまで唯一のスコアとしてホールドされ、その後ようやく残りの3人のサーファーがライドを開始できた。
ディフェンディングチャンピオンのデルペロは、2本目の波を確保するため、1本目を早めに切り上げた。この動きは極めて賢明であり、勝利をもたらした。一方、クリスチャンソンの早い段階でのアクションは2位を維持するのに十分であり、この大会での自己最高成績をさらに確実なものにした。


「エル・スンザルで戦った中で、最も手強いヒートでした」とデルペロは語った。
「ヒート時間はいずれも5分しかなかったため、他の選手がどう動くかによって、頭の中で様々な戦略が駆け巡りました。ルイ[マルシゼ]と私はほぼ同じようにスタートを切りました。
5分間でも、1つの高スコアを獲得できれば、それで十分だろうと考えていました。しかし、5分が経過した時点で、ルイの波の後に別の波が来ることを期待していました。
残念ながら来なかったので、終了前に2本目のライドを確保できるよう、素早く波から抜け出さなければなりませんでした。それは本当に厳しい状況でした。ルイが私と一緒に勝ち進めなかったのは非常に残念ですが、彼はまだリパチャージに残っていますし、きっと勝ち抜いてくれるでしょう。」
デルペロの言葉通り、マルシゼはリパチャージで見事な巻き返しを見せ、今大会2位となる16.27というエクセレントなヒート合計スコアを記録し、リパチャージ7に進出した。彼はグランドファイナルへの復帰を目指している。
第2セミファイナルは息つく暇もないほどの激戦となり、1位のアレクサンドル・エスコバル(BRA)と4位のトニー・シルヴァーニ(USA)の得点差はわずか1ポイント強にとどまり、元メダリストのブノワ・“ピッコロ”・クレメンテ(ペルー)とジェイアール・エスキヴェル(フィリピン)が中盤で順位を分けた。
クレメンテは持ちこたえてエスコバルと共にメインラウンド決勝に進出した一方、エスキヴェルとシルヴァーニはリパチャージに回った。そこでアメリカ人選手は生き残ったが、フィリピン人選手は敗退した。

エスコバルとシルヴァーニはともにリマ2027への出場権を確保した。一方、パンアメリカンゲームズで2度の金メダルを獲得しているクレメンテは、アメリカ大陸の選手の中でトップ3に入れば、依然として直接クオリファイできる。
チームメイトのマリア・フェルナンダ・レイエス(ペルー)と同様、クレメンテにもペルーの開催国枠を通じて大会に出場する可能性があり、その参加はペルーNOCが彼にその枠を割り当てるかどうかにかかっている。

パク・スジン、ジャック・タイロ、ジョナサン・メレンドレスが、WLCでの自己最高成績でそれぞれの国に歴史を刻む

パク・スジン(KOR)はリパチャージ4で勝利を収め、吉川広夏(JPN)との接戦を制した。この試合では、地元エルサルバドルのシンディ・ポルティージョ(ESA)とリサ・ブース(ドイツ)が敗退した。リパチャージ5では敗れたものの、今大会初のヒート勝利を挙げたパクは、自身だけでなく韓国代表としても史上最高の成績を収めた。
「これは私の夢が叶った瞬間です。44歳になっても、まだ夢はあります」とパクは語った。「私は今も成長し、プログレッションを続けています。夫や友人、そしてチームのみんなと、私たちは皆、成長し続け、さらに上達するために懸命に努力しています。こんな結果になるとは思いませんでした。
2位というのは素晴らしいことですが、まさかとは思っていませんでした。ああ、もう、泣いてしまいそうです。波を楽しみ、笑顔を絶やさず、サーフィンを楽しみたいと思います。海にいるときは、本当に幸せです。」
さらに2人の選手が、自国にとって史上最高の結果を残し、歴史に名を刻んだ。ジャック・タイロ(NZL)は、ハイスコアが飛び交うリパチャージ6のHEATを勝ち抜いた。
このHEATでは、男子部門で大会最高のシングルウェイブ・スコア9.00をホールドしていた2023年の銀メダリストカルロス・バヒア(BRA)が敗退した。
タイロは、鋭いレールターンと複数のクリティカルなハングテンを組み合わせた、見事な「インボルブメント・スタイル」のサーフィンで、HEAT合計15.60をスコアした。
リパチャージ7への進出により、この20歳のニュージーランド人選手は、WLCが独立した大会となって以来、ニュージーランドにとって最高の結果を収めた。
また、1994年に銀メダルを獲得し、1996年に7位に入ったリンデン・ケニングス(NZL)以来、ISAロングボード大会におけるニュージーランド選手の最高順位を記録した。


「前回のヒート以上にも信じられない気持ちです。ここに参加して4年目になりますが、ここまで勝ち進んだのは初めてなので、まるで夢のようです」とタイロは語った。
「今年、私たちにとって最も大きなことの一つは、ハカを正しく踊れるメンバーがいたことです。私たちはすぐにハカに取り掛かり、試合の幕開けとしてハカを披露し、その瞬間を皆と分かち合うことができました。
この大会を通じて、チームとしてこれほどまでに自分たちの文化を受け入れられたことは、本当に意義深いものでした。このチームには多くの『マナ』が宿っているので、実にエピックなことです。私たちはただ、その流れに身を任せています。」
同様に、ジョナサン・メレンドレス(MEX)がリパチャージ7に進出したことで、2024年の自身の11位や、2000年のオディロン・オルダス(MEX)の9位という成績を上回り、23歳の彼は自身初のパンアメリカン競技大会への出場権を確保した。
競技は明日、10月22日(木)に再開され、エル・スンザルにて午前7時から男子リパチャージ7が行われる。
がんばれ日本!

大会5日目は明日のファイナルデイに向けた重要な一日。
男女リパチャージラウンド4、男女リパチャージラウンド5、男女メインラウンドラウンド4、男女リパチャージラウンド6まで行われ、日本チームにはハードな戦いを強いられた。
女子のリパチャージのラウンド4には田岡なつみと吉川広夏が登場。田岡はイタリアのジンジャー・カイミと激しいトップ争いを演じ2位でラウンドアップ。吉川も韓国のパク・スジンについで2位でRP5へ勝ち進んだ。

リパチャージ5では田岡なつみと吉川広夏が同じヒートで対戦。ヒートは吉川がスタートから7.17をスコアして主導権を握る。フィリピンのカイラ・ジェーン・デラ・トーレも6天台後半をスコアして2位につける。
吉川はバックアップを4.33としてトップを独走。田岡は5.33を3.17でバックアップ。逆転して2位に上がり、日本がワンツーで勝ち上がった。

「厳しい戦いでしたが、とてもエキサイトしました。なつみと一緒に次のラウンドに進めることができて、本当に嬉しいです。彼女から大きな力をもらいました。」と吉川が語った。
私にとってはよりリラックスして臨めましたし、最初の4分間は本当にラッキーでした。ここでサーフィンできて本当に嬉しいです。今日はあと1ヒート残っていますし、とてもワクワクしています。
アイスバスを試してみたり、リラックスして、このビーチの前で過ごすつもりです。少し休憩して、また挑戦したいと思います。」


男子メインラウンドに日本で唯一勝ち上がっている塚本将也は、ラウンド4でスローなヒートに苦戦。残り時間5分でファーストライドを掴み、3.60をスコアするも、それでタイムアップ。チャンピオンのデルペロも波に乗れずに苦戦するヒートに惜しくも敗れリパチャージへ回った。
男子リパチャージ6で塚本は、スタートから4.67をスコアしてヒートの主導権を握った。しかし対戦相手のトニー・シルヴァーニやカルロス・バヒアら3名が9.00を含むエクセレントをスコア。6.87をスコアして追い上げた塚本だったが惜しくもここで4位で敗退。


田岡と吉川もリパチャージ6を戦った。
吉川のヒートは、ヒート中に2セットしか入らない状況で、最初のセットで対戦相手のマリア・フェルナンダ・レイエス、クロエ・カルモン、ケイトリン・ミケルソンがエクセレント・レンジのスコアで開始。
後手に回った吉川はラストで6.13をスコアして2位に浮上するも、ケイトリンがまさかのラストで逆転。惜しくも3位で敗退となり、今大会は7位でフィニッシュ。
田岡は先制攻撃を仕掛ける5点台を2本揃えてトップに立つも、キラ・モルナーが7.00がトップに立つと、シヴィ・ジャラードがラストウェイブで6.17のバックアップ5.83を記録し、逆転。田岡は3位となり惜しくもここで敗退。今大会は7位でフィニッシュとなった。
これで日本チームは全員が敗退。ファイナルデイに勝ち進むことは出来ず悔しい結果となった。国別順位も暫定10位へと落とした。
■2026 ISA World Longboard Championship (WLC)
開催地:El Salvador
開催日程:2026年10月16日~22日
•日本代表選手:
男子 堀井哲 塚本将也
女子 吉川広夏 田岡なつみ
ライブ配信は、10月16日から22日までwww.isasurf.orgで配信される。
大会スケジュール
10月16日 – 記者会見 –
10月16日 – 開会式 – 午後3時30分
日本時間の 2026年10月17日6時30分。
10月17日~21日 – 競技日
現地時間の 2026年10月17日7時30分 は、
日本時間の 2026年10月17日22時30分です。
10月22日 – ファイナルおよび閉会式
引用元
明日のファイナルデイを前に日本チームは惜しくも全員敗退。暫定10位へ。ISAワールド・ロングボード・チャンピオンシップ大会5日目


