サーフィン サングラス – 【EPOKHE】なぜepokheを選ぶのか?めちゃくちゃイケてるサングラス紹介します

サーフィン
サーフィングッズや気になる商品を検索できます。
サーフィングッズや気になる商品を検索できます。

このサイトは広告をPRしています

【EPOKHE】なぜepokheを選ぶのか?めちゃくちゃイケてるサングラス紹介します





商品名:SC-01L Galaxy Note9 ギャラクシー ノートナイン docomo ドコモ sc01l スマホ カバー ケース スマホケース スマホカバー PC ハードケース 008510 サーフィン 動物 サングラス イラスト
ショップ:スマコレ

詳細:注意事項素材ケースの入荷時期により、商品写真とは一部カメラ・ボタン穴などの形状が異なるケースを使用する場合があります。また、一部機種のTPU商品は素材強度の関係でケースの上からボタン等を操作するタイプとなりますが操作に影響はありません。側面への印刷はありません。また、機種によっては角の丸みにより印刷

「サーフィン サングラス」でどんなものがあるか見てみる > サーフィン サングラス

サーフィン サングラス関連NEWS
【閉会式】藤波朱理は五輪型サングラス、サーフィン松田詩野も登場 おそろいの扇子で記念撮影  ニッカンスポーツ

密着!女性限定サーフィン移住体験in静波 ウェーブプールやヨガ、BBQ満喫

参加者もインストラクターもみんな女性だったサーフィン移住体験ツアー Photo:Chiaki Sawada

女性だけを対象にした、おそらく日本初のサーフィン移住体験ツアーが10月、静岡県牧之原市の主催で開かれた。国内外から訪れた参加者10人は、参加費わずか3,000円で、本格的なウェーブプール「静波サーフスタジアム」やビーチヨガ、リゾートホテルに地元食材のBBQなどを大満喫。筆者もツアーに同行し、牧之原市の魅力を存分に味わった。

昨今、リモートワーク、ワーケーションなど働き方の多様化、地方・田舎暮らしへの回帰、女性の経済的自立が進む中、「移住」はサーファーに限らず、多くの人々が興味を示す選択肢となりつつある。

今回、人口減に悩む牧之原市は、「売り」としてサーフィンを前面に出しながら、あえて女性にフォーカスした。市の担当者によると、人口減は男女同様の現象だが、同市の場合、自動車部品工場など男性が多い職場は充実しているものの、サービス業が少なく、特に女性の流出が著しいという現状がある。

参加者の平均年齢37.7歳

広々としたホテルの客室 Photo:Chiaki Sawada

参加者が初めて顔を合わせたのは、宿泊施設となった集合場所「静波リゾートホテル・スウィングビーチ」のロビー。静波海岸とサーフスタジアムの間に位置する絶好の立地だ。

参加した10人は、30代前半4人、30代後半2人、40代前半2人、40代後半2人で、平均年齢37.7歳。現在の居住地は、海外のほか、関東、中部、関西地方など様々。

牧之原市が誇る「静波サーフスタジアム」 Photo:Chiaki Sawada

山梨県からも複数が参加しており「海がない県にいても、サーフィンがお好きなんですね」と水を向けると、「牧之原までは2時間で着くんです」との返答が。首都圏から静波へ向かうより、ずっと早いとは驚きだった。東京から千葉や湘南まで行く時だって、ちょっと渋滞していれば2時間かかる。

ホテルは、1人ずつにツインベッドルームが用意されていた。畳の小上がりまでついており、十二分な広さ。バスルームとトイレは別々で、大浴場まである。チェックインを終えると、職員が用意してくれたワゴン車で、近くのカフェへ移動した。

人口43,000人で海岸線は15km

初顔合わせで牧之原市について説明を受ける参加者ら Photo:Chiaki Sawada

ここは、障がい者就労継続支援B型事業所「一如(いちにょ)」。カフェのほか、キャンプやBBQなどができる広場がある。少し緊張した面持ちの参加者を前に、都市住宅課の池田拓人さんが市の特色、移住支援策などについて説明。池田さん自身、長野県出身で移住してからサーフィンを始めた。参加者に配られた市の移住ガイド「MAKINOHARA Life Book」にも、移住者として登場している。

牧之原市は、人口約43,000人で、西の浜松市、東の静岡市からそれぞれ車で1時間ほど。約15kmの海岸線でサーフィンが盛んな上、日本最大級のサーフィン専用ウェーブプール「静波サーフスタジアム」を有するのが最大の特徴。主産業は茶の栽培で、内陸部には、きれいに摘まれた茶畑が広がる。家賃の目安は2LDKで20,000~69,000円、4LDKでも65,000円から住めるという。

雄大な海が広がる静波海岸 Photo:Chiaki Sawada

市独自の就労マッチングサービス

池田さんが最も力を入れて説明したのが、市独自の就業支援マッチングサービス。移住者が希望した場合、年齢、学歴、希望職種、勤務開始時期、所有免許や資格などの情報を、約50件の登録企業に提供。面接の意向がある企業が「手上げ」すると、移住者が連絡を取ることができる。

正社員からアルバイトまで利用可能で、業種は茶製造、マリンスポーツ、リゾートサービス、一般事務、介護、自動車部品工場など多岐にわたる。参加者には、これまでの移住者に対する「手上げ」例や登録企業の一覧を配布。参加者からは「就業に年齢制限はありますか」などの質問が飛んだ。

ウェットスーツ着用もヘルプ

インストラクターの説明を熱心に聞く参加者 Photo:Chiaki Sawada

市の概要について少し勉強したところで、いよいよサーフィンタイム。ウェットスーツとサーフボードは市が用意。もちろん、愛用品を使うことも可能だ。ウェットスーツの着方が分からない人には、インストラクターがホテルの部屋まで行って手伝ってくれるという女性にうれしいサービスも。

参加者はほとんどがサーフィン初心者だったが、静波海岸の穏やかな波で、インストラクターの指導のもと、波に乗ったり転んだり、大いにはしゃいでいた。いったん海から上がり「ここからは自由時間でーす」と市職員に言われた後、全員が再び海に飛び込み、サーフィンを楽しんだ。

先輩移住者とBBQ

地元スーパーで買い出し後、夜は地元食材を使ったBBQ。あいにくの雨だったが、ゲストとして先輩移住者らが参加し、それぞれの体験を披露すると、参加者は興味深げに聞き入った。

プロロングボーダーの大橋寛子さんは、「私が教える生徒さんは、県外に住む50代で、毎週、海とサーフスタジアムに通い、わずか5年でハングファイブやハングテンができるようになった」と静波ならではの強みを紹介していた。

ビーチヨガで目覚め

快晴となった翌朝は静波海岸でビーチヨガ。波音を聞きながら、体を動かすと、前夜のお酒もすっかり抜けてお腹ぺこぺこ。ホテルの朝食ビュッフェは、お茶やしらす、桜エビなど、地元食材がふんだんに使われており、思わずドカ食いしてしまった。

波音を聞きながらのヨガでリフレッシュ Photo:Chiaki Sawada

サーフスタジアムでも丁寧な指導

そして、念願のサーフスタジアムへ。日曜の午前、1時間の枠が、このイベントのために貸し切りになっていた。参加者はここでも、インストラクターの丁寧な指導を受け、初めての人工波に挑戦! 参加者のレベルをゼッケンの色で分けているため、参加者がスタンバイすると初級波や中級波をそれぞれ造波してくれた。

静波サーフスタジアム Photo:Chiaki Sawada

筆者も初のサーフスタジアムにすっかりハマってしまい、数日後、旅の帰り道に再び立ち寄ってしまった。その際、女性限定のコーチング無料サービスを利用でき、人工波特有の癖や乗り方を一本乗るごとに指導してもらい、大変有意義だった。どこまでも女性に優しい静波エリア。

昼食はサーフスタジアム周辺で自由に選択できた。ここは海に程近く、カフェや宿泊施設も点在。小さなサーフタウンのようになっていて、参加者は思い思いの店へ。筆者は参加者2人と、カフェ「グランプール静波」へ。前日のBBQに来てくれた先輩移住者のお店だ。

オーストラリアからの移住を検討

サーフスタジアム近くのカフェ「グランプール静波」 Photo:Chiaki Sawada

カフェをご一緒したのは、山田文(あや)さん(49)と丸山優子さん(40)。

文さんはなんと!オーストラリアから移住先を探すため、ツアーに参加していた。ニューサウスウェールズ州オレンジで、教師をしながら、長男(15)、次男(13)、長女(11)と暮らす。「17歳で日本を出て、アメリカ、ニュージーランド、カナダ、オーストラリアと、10年ぐらいごとに新しい場所に暮らしてきた。刺激がほしいんだと思う」と話す。

現在は公務員として高給をもらいながら豪邸暮らしという。「給料はいいし、休みはたくさん取れるし、家は広すぎるし、何不自由ない生活。ただ、子供たちに目を向けた時、日本を経験してもらいたいと思った。日本にルーツがあるけど、元夫はオーストラリア人で、子供たちは日本語がほぼしゃべれない。大きくなる前に日本に住んでもらいたい」と願う。

2年ほど前からサーフィンを始め、今は2週間に1度、海に通う。地元は北海道だが、「実家のライフスタイルを壊したくない」との理由で、同居は望まない。「海の近くに住みたい」と、牧之原市を移住先の候補にしている。

「参加者と分かり合えるツアー」

丸山優子さん(左)と山田文さん Photo:Chiaki Sawada

実は、このツアーの前、文さんは1人で千葉県一宮町を訪れ、3泊し、移住先として視察したという。「一宮はチャリで回った。レンタルボードして。でも、1人だったから町のことをあまり知ることができなかった。このツアーはすごくいい。移住という気持ちが分かり合える人がいて、ヨガとサーフィンという自分が好きなものが詰まってて。地元のサーフィンのプロとか、ママさんとかも情報交換できてよかった」と話す。

移住先としては「子供を集めたサーフィンスクールもあると聞いているし。もう1回遊びに来たい。人が温かいし、こんないいとこはない。職員さんも困ったら助けてくれそう。移住は前向きに考えたい」という。

彼氏は「婚活ツアーか!」と心配(笑)

優子さんは京都市からやってきた。こちらも「海に近いところに移住したい」と願い、ツアーに参加した。

初サーフィンは4年前。「彼氏に無理やり連れて行かれて。嫌々だった。大きい波に波酔いして、顔に波が当たったら痛いし、二度とやりたくないと思った。でも、奄美大島に行った時、サーフィンの魅力に目覚めた。海の包容力がいい。彼も移住したがっている」

仕事はオンラインでできるウェブ関係で、京都で外国人向けツアーガイドもしており、ゆくゆくはサーフィンできる町に住みたいと考えている。

「このツアーは地元の方と触れ合えるのが素晴らしい。役所の職員って冷たいイメージがあったけど、ここはみなさん、めちゃくちゃ親身になってくれる。移住について、ゴリゴリ、ぐいぐい押されることなく、ただ、優しく受け入れてくれる。彼氏は当初、女性だけのツアーと聞いて、地元の独身男性を紹介される婚活ツアーじゃないかと心配してたけど、そんなこと全くなかった」と笑う。

次回は夫婦や恋人同士で参加できるカップルツアーもやってほしいと希望した。

市内の名所を巡り解散

ツアーは、茶業が盛んな牧之原市らしく、スイーツが大人気の「森木農園」で、茶の製法などについて教えてもらい、「グリンピア牧之原」で高級抹茶チョコレートを購入したり、市内のサーフポイントも巡った。

実は筆者はこのツアーの後、東海地方をサーフトリップしたが、どこも駐車場やシャワーの価格が高騰していて驚いた。その点、牧之原市は太っ腹。サーフスポット沿いの駐車場は整備され、シャワーも駐車料金も無料(夏場は一部有料)で、ポイントもたくさんあり、とてもサーファー・フレンドリーな土地だった。

ツアー後半は、参加者同士も打ち解け、移動の車内はキャッキャッと会話が弾んだ。そしてお別れの時、記念写真を取り、LINEグループを作成し、それぞれ家路に着いた。

参加者もインストラクターもみんな女性だったサーフィン移住体験ツアー Photo:Chiaki Sawada

女性だけを対象にした、おそらく日本初のサーフィン移住体験ツアーが10月、静岡県牧之原市の主催で開かれた。国内外から訪れた参加者10人は、参加費わずか3,000円で、本格的なウェーブプール「静波サーフスタジアム」やビーチヨガ、リゾートホテルに地元食材のBBQなどを大満喫。筆者もツアーに同行し、牧之原市の魅力を存分に味わった。

昨今、リモートワーク、ワーケーションなど働き方の多様化、地方・田舎暮らしへの回帰、女性の経済的自立が進む中、「移住」はサーファーに限らず、多くの人々が興味を示す選択肢となりつつある。

今回、人口減に悩む牧之原市は、「売り」としてサーフィンを前面に出しながら、あえて女性にフォーカスした。市の担当者によると、人口減は男女同様の現象だが、同市の場合、自動車部品工場など男性が多い職場は充実しているものの、サービス業が少なく、特に女性の流出が著しいという現状がある。

参加者の平均年齢37.7歳

広々としたホテルの客室 Photo:Chiaki Sawada

参加者が初めて顔を合わせたのは、宿泊施設となった集合場所「静波リゾートホテル・スウィングビーチ」のロビー。静波海岸とサーフスタジアムの間に位置する絶好の立地だ。

参加した10人は、30代前半4人、30代後半2人、40代前半2人、40代後半2人で、平均年齢37.7歳。現在の居住地は、海外のほか、関東、中部、関西地方など様々。

牧之原市が誇る「静波サーフスタジアム」 Photo:Chiaki Sawada

山梨県からも複数が参加しており「海がない県にいても、サーフィンがお好きなんですね」と水を向けると、「牧之原までは2時間で着くんです」との返答が。首都圏から静波へ向かうより、ずっと早いとは驚きだった。東京から千葉や湘南まで行く時だって、ちょっと渋滞していれば2時間かかる。

ホテルは、1人ずつにツインベッドルームが用意されていた。畳の小上がりまでついており、十二分な広さ。バスルームとトイレは別々で、大浴場まである。チェックインを終えると、職員が用意してくれたワゴン車で、近くのカフェへ移動した。

人口43,000人で海岸線は15km

初顔合わせで牧之原市について説明を受ける参加者ら Photo:Chiaki Sawada

ここは、障がい者就労継続支援B型事業所「一如(いちにょ)」。カフェのほか、キャンプやBBQなどができる広場がある。少し緊張した面持ちの参加者を前に、都市住宅課の池田拓人さんが市の特色、移住支援策などについて説明。池田さん自身、長野県出身で移住してからサーフィンを始めた。参加者に配られた市の移住ガイド「MAKINOHARA Life Book」にも、移住者として登場している。

牧之原市は、人口約43,000人で、西の浜松市、東の静岡市からそれぞれ車で1時間ほど。約15kmの海岸線でサーフィンが盛んな上、日本最大級のサーフィン専用ウェーブプール「静波サーフスタジアム」を有するのが最大の特徴。主産業は茶の栽培で、内陸部には、きれいに摘まれた茶畑が広がる。家賃の目安は2LDKで20,000~69,000円、4LDKでも65,000円から住めるという。

雄大な海が広がる静波海岸 Photo:Chiaki Sawada

市独自の就労マッチングサービス

池田さんが最も力を入れて説明したのが、市独自の就業支援マッチングサービス。移住者が希望した場合、年齢、学歴、希望職種、勤務開始時期、所有免許や資格などの情報を、約50件の登録企業に提供。面接の意向がある企業が「手上げ」すると、移住者が連絡を取ることができる。

正社員からアルバイトまで利用可能で、業種は茶製造、マリンスポーツ、リゾートサービス、一般事務、介護、自動車部品工場など多岐にわたる。参加者には、これまでの移住者に対する「手上げ」例や登録企業の一覧を配布。参加者からは「就業に年齢制限はありますか」などの質問が飛んだ。

ウェットスーツ着用もヘルプ

インストラクターの説明を熱心に聞く参加者 Photo:Chiaki Sawada

市の概要について少し勉強したところで、いよいよサーフィンタイム。ウェットスーツとサーフボードは市が用意。もちろん、愛用品を使うことも可能だ。ウェットスーツの着方が分からない人には、インストラクターがホテルの部屋まで行って手伝ってくれるという女性にうれしいサービスも。

参加者はほとんどがサーフィン初心者だったが、静波海岸の穏やかな波で、インストラクターの指導のもと、波に乗ったり転んだり、大いにはしゃいでいた。いったん海から上がり「ここからは自由時間でーす」と市職員に言われた後、全員が再び海に飛び込み、サーフィンを楽しんだ。

先輩移住者とBBQ

地元スーパーで買い出し後、夜は地元食材を使ったBBQ。あいにくの雨だったが、ゲストとして先輩移住者らが参加し、それぞれの体験を披露すると、参加者は興味深げに聞き入った。

プロロングボーダーの大橋寛子さんは、「私が教える生徒さんは、県外に住む50代で、毎週、海とサーフスタジアムに通い、わずか5年でハングファイブやハングテンができるようになった」と静波ならではの強みを紹介していた。

ビーチヨガで目覚め

快晴となった翌朝は静波海岸でビーチヨガ。波音を聞きながら、体を動かすと、前夜のお酒もすっかり抜けてお腹ぺこぺこ。ホテルの朝食ビュッフェは、お茶やしらす、桜エビなど、地元食材がふんだんに使われており、思わずドカ食いしてしまった。

波音を聞きながらのヨガでリフレッシュ Photo:Chiaki Sawada

サーフスタジアムでも丁寧な指導

そして、念願のサーフスタジアムへ。日曜の午前、1時間の枠が、このイベントのために貸し切りになっていた。参加者はここでも、インストラクターの丁寧な指導を受け、初めての人工波に挑戦! 参加者のレベルをゼッケンの色で分けているため、参加者がスタンバイすると初級波や中級波をそれぞれ造波してくれた。

静波サーフスタジアム Photo:Chiaki Sawada

筆者も初のサーフスタジアムにすっかりハマってしまい、数日後、旅の帰り道に再び立ち寄ってしまった。その際、女性限定のコーチング無料サービスを利用でき、人工波特有の癖や乗り方を一本乗るごとに指導してもらい、大変有意義だった。どこまでも女性に優しい静波エリア。

昼食はサーフスタジアム周辺で自由に選択できた。ここは海に程近く、カフェや宿泊施設も点在。小さなサーフタウンのようになっていて、参加者は思い思いの店へ。筆者は参加者2人と、カフェ「グランプール静波」へ。前日のBBQに来てくれた先輩移住者のお店だ。

オーストラリアからの移住を検討

サーフスタジアム近くのカフェ「グランプール静波」 Photo:Chiaki Sawada

カフェをご一緒したのは、山田文(あや)さん(49)と丸山優子さん(40)。

文さんはなんと!オーストラリアから移住先を探すため、ツアーに参加していた。ニューサウスウェールズ州オレンジで、教師をしながら、長男(15)、次男(13)、長女(11)と暮らす。「17歳で日本を出て、アメリカ、ニュージーランド、カナダ、オーストラリアと、10年ぐらいごとに新しい場所に暮らしてきた。刺激がほしいんだと思う」と話す。

現在は公務員として高給をもらいながら豪邸暮らしという。「給料はいいし、休みはたくさん取れるし、家は広すぎるし、何不自由ない生活。ただ、子供たちに目を向けた時、日本を経験してもらいたいと思った。日本にルーツがあるけど、元夫はオーストラリア人で、子供たちは日本語がほぼしゃべれない。大きくなる前に日本に住んでもらいたい」と願う。

2年ほど前からサーフィンを始め、今は2週間に1度、海に通う。地元は北海道だが、「実家のライフスタイルを壊したくない」との理由で、同居は望まない。「海の近くに住みたい」と、牧之原市を移住先の候補にしている。

「参加者と分かり合えるツアー」

丸山優子さん(左)と山田文さん Photo:Chiaki Sawada

実は、このツアーの前、文さんは1人で千葉県一宮町を訪れ、3泊し、移住先として視察したという。「一宮はチャリで回った。レンタルボードして。でも、1人だったから町のことをあまり知ることができなかった。このツアーはすごくいい。移住という気持ちが分かり合える人がいて、ヨガとサーフィンという自分が好きなものが詰まってて。地元のサーフィンのプロとか、ママさんとかも情報交換できてよかった」と話す。

移住先としては「子供を集めたサーフィンスクールもあると聞いているし。もう1回遊びに来たい。人が温かいし、こんないいとこはない。職員さんも困ったら助けてくれそう。移住は前向きに考えたい」という。

彼氏は「婚活ツアーか!」と心配(笑)

優子さんは京都市からやってきた。こちらも「海に近いところに移住したい」と願い、ツアーに参加した。

初サーフィンは4年前。「彼氏に無理やり連れて行かれて。嫌々だった。大きい波に波酔いして、顔に波が当たったら痛いし、二度とやりたくないと思った。でも、奄美大島に行った時、サーフィンの魅力に目覚めた。海の包容力がいい。彼も移住したがっている」

仕事はオンラインでできるウェブ関係で、京都で外国人向けツアーガイドもしており、ゆくゆくはサーフィンできる町に住みたいと考えている。

「このツアーは地元の方と触れ合えるのが素晴らしい。役所の職員って冷たいイメージがあったけど、ここはみなさん、めちゃくちゃ親身になってくれる。移住について、ゴリゴリ、ぐいぐい押されることなく、ただ、優しく受け入れてくれる。彼氏は当初、女性だけのツアーと聞いて、地元の独身男性を紹介される婚活ツアーじゃないかと心配してたけど、そんなこと全くなかった」と笑う。

次回は夫婦や恋人同士で参加できるカップルツアーもやってほしいと希望した。

市内の名所を巡り解散

ツアーは、茶業が盛んな牧之原市らしく、スイーツが大人気の「森木農園」で、茶の製法などについて教えてもらい、「グリンピア牧之原」で高級抹茶チョコレートを購入したり、市内のサーフポイントも巡った。

実は筆者はこのツアーの後、東海地方をサーフトリップしたが、どこも駐車場やシャワーの価格が高騰していて驚いた。その点、牧之原市は太っ腹。サーフスポット沿いの駐車場は整備され、シャワーも駐車料金も無料(夏場は一部有料)で、ポイントもたくさんあり、とてもサーファー・フレンドリーな土地だった。

ツアー後半は、参加者同士も打ち解け、移動の車内はキャッキャッと会話が弾んだ。そしてお別れの時、記念写真を取り、LINEグループを作成し、それぞれ家路に着いた。

いくつものサーフポイントを市職員の池田さんが案内してくれた Photo:Chiaki Sawada

移住へ向け動き出した人も!

今回、女性に限定したサーフィン体験ツアーという初めての試み。市は手探り状態の中、参加者からのアンケートも集めた。

市職員の池田さんはツアー後、「自己紹介の時間がなく、始めに参加者同士がお互いを知る機会が少なかった」と反省。ただ、ツアーは好評で、参加者の中で、本格的に牧之原市への移住準備をする人も現れた! 「後日、訪問していただいている方や、地元の方と引き続き交流している方もいて、ツアーがきっかけとなっているようです。また、市の就業支援マッチングサービスを利用したいとのお問い合わせもあり、ツアーで移住後の生活を具体的にイメージしてもらえたと捉えています」と話す。

ツアーは11月も開催予定だが、すでに定員に達しており、参加者は抽選となる見込み。来年度の開催も検討しているという。

問い合わせは、牧之原市都市住宅課=0548(53)2633へ。

(沢田千秋)

引用元
密着!女性限定サーフィン移住体験in静波 ウェーブプールやヨガ、BBQ満喫

タイトルとURLをコピーしました